研究課題/領域番号 |
03807118
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
高橋 洋司 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (30112593)
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研究分担者 |
佐々木 克哉 岩手医科大学, 医学部, 副手
細部 泰雄 岩手医科大学, 医学部, 副手
福田 敦 岩手医科大学, 医学部, 助手 (40218920)
亀井 亜理 岩手医科大学, 医学部, 助手 (90214543)
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キーワード | ベクトルVEP / VEPトポグラム / 位相差解析 / 双極子追跡法 / 左右半側視野刺激 / 上下半側視野刺激 / 刺激周波数 |
研究概要 |
視覚障害者を対象としてベクトルVEPとVEP位相差トポグラムを記録してみたが、症例の間でのバラツキが多く、一定の結果とそれに対する一定の判断や評価を下すことができなかった。VEPの発現に際して脳内で生じるdipole(電気的双極子)の方向を正常者において解明し、この双極子追跡法の結果とベクトルVEPやVEP位相差トポグラムの結果と突き合わせてみる必要性を感じた。そこでベクトルVEPとVEP位相差トポグラムの生理学的意義を明確にするために双極子追跡法による研究を行うべく装置の準備を行っている。 今までに得られたベクトルVEPと位相差トポグラムの知見と双極子追跡法による展望をふまえて、平成4年8月23日盛岡で行われた日本眼科医会東北ブロック講習会において、「視覚電気生理学的検査の臨床的意義」と題して特別講演を行った。さらに平成5年5月25〜29日千葉で催される第31回国際臨床視覚電気生理学会のシンポジウムにおいて、「角膜移植と電気生理学的検査の臨床的意義」と題して講演を行う予定である。また平成5年6月に発刊予定の「眼科学体系」の中の電気生理学的検査-視覚誘発電位(VEP)において総括的概説を述べた(投稿中)。
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