• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

先天性血小板異常症の遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 03807155
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

渡辺 清明  慶応義塾大学, 医学部, 講師 (20101983)

研究分担者 川合 陽子  慶応義塾大学, 医学部, 助手 (00129727)
キーワード先天性血小板機能異常症 / 血小板無力症 / DNA診断
研究概要

先天性血小板機能異常症の簡易診断法としてDNA分析による方法が待たれている。本研究では,血小板機能異常症の代表的疾患である血小板無力症の遺伝子異常について検討した。
対象:血小板無力症タイプI患者1名,タイプII患者2名につき検討した。
方法:(1)DNA解析;高分子のジェノミックDNAはMillerらの方法に準じ行って抽出した。DNAと各種のプライマ-の組合せを用いTaqpolymeraseにてDNAthermal cyclerでタ-ゲット部位の増幅を行った。これを数種類のendonucleaseを用い,R FLPの検討を行い,一部はsequenceを行った。
(2)血小板RNA解析;Chomzynskiらの方法に準じ,GIT法にてCsClクッションを用い分離した。これよりMMLV revuse transcriptaseにてcDNAを作成した。次いでDNAと同様の方法でタ-ゲット部位を増幅,分析を行った。
結果:(1)DNA解析:3名の患者について,数種類のsenseーprimer,antisense prinerの組合せで,増幅をした。DNAを1.2%アガロ-スゲルで泳動し,EB染色をしたが,タ-ゲットの部位とほぼ同じ大きさのDNAが固定された。従って,3名の患者には大きなDNAのdeletionやinsertionはないと考えられた。
(2)血小板RNA解析においても3名の患者で,特に大きな異常を検出しえなかった。
以上,今回検討した3名の血小板無力症患者においては,明らかな遺伝子異常を検出できなかった。しかし,今後他の部位のプライマ-を組合せて実験を行うと共に,sequenceを行う考えである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渡辺 清明(分担執筆): "血小板:GPII_b/III_a" 医学書院, 377 (1991)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi