研究課題/領域番号 |
03807161
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森島 豊彦 大阪大学, 医学部, 助手 (50221635)
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研究分担者 |
久保田 昌詞 大阪大学, 医学部附属病院, 医員
山崎 義光 大阪大学, 医学部, 助手 (40201834)
河盛 隆造 大阪大学, 医学部, 講師 (00116021)
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キーワード | 人工膵B細胞 / クランプ法 / 肝糖取り込み / 非侵襲的計測 / ^<19>FーMRS / 安定同位体 |
研究概要 |
1.グルコ-スクランプ法による肝糖代謝のin vivo非侵襲的分別解析:私共の開発した人工膵B細胞を応用、糖尿病患者においてグルコ-スクランプ下で経口的にブドウ糖を負荷し、糖代謝動態を非侵襲的・臓器別にin vivo解析する手法を考案、各種interventionが肝糖代謝に及ぼす影響を検索した。その結果、 1)インスリン非依存性糖尿病患者において、運動終了後に肝糖取り込みが顕著に増加し、運動中に消費された肝グルコ-ゲンが運動直後に活発に補填されること 2)経口血糖降下剤二次無効インスリン非依存性糖尿病患者での毎食前速効型インスリン注射療法による3ー4週間の厳格な血糖管理が、肝糖取り込みを指標としたインスリン感受性を顕著にたかめること、を実証した。 2. ^<19>FーMRS(Magnetic Resonance Spectrometry)を用いるin vivo糖代謝動態の非侵襲的・経時的・臓器別計測法の開発: 家兎において3ーFluorodeoxyglucose(3FDG)及び2ーFluorodeoxyglucose(2FDG)をトレ-サとして投与し、3FDG、2FDG及びその代謝産物の動態を1.5Tesl a MRS装置ににより経時的にin vivo計測することにより、経口ブドウ糖投与時ならびに運動負荷時における肝および筋でのブドウ糖取り込みのダイナミクスの追究に有用であることを確認した。
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