研究課題/領域番号 |
03832007
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
森村 英典 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50016010)
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研究分担者 |
鈴木 久敏 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (10108219)
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キーワード | オペレーションズ・リサーチ / ORツール / 対話的手法 / モデリング / 最適化モデル / 確率モデル / シミュレーション・モデル / AHP |
研究概要 |
オペレーションズ・リサーチ(OR)は、解決したい現実の様々な問題をモデルに表現し、モデルを通して問題状況をより詳しく、より操作的に捉え、状況を改善する施策を創造し、評価し、より適切な意思決定に役立てるものである。しかしながら、現在のORを取り巻く環境は、だれにでもOR的な問題解決法が簡単に使える状態ではない。本研究では、このモデルによる表現を容易にし、かつ様々なOR的思考を簡単に問題状況に適用できるツールについて検討する。そのため、問題状況とモデルの適合性、モデルと手法の適合性を判断し、その知見に基づいて、主としてパソコン上で利用可能なORツールを作成、あるいは既存のORツールを評価することを目的としている。 本年度は、昨年に引き続き以下の2点を行った。 1.事例研究の整理 ORの教科書として名高いHillier&Liebermanの“Operations Research"を中心に、様々な教科書に紹介されている事例の収集を試みた。 現在、事例をパソコンに入力し、整現している段階である。さらに、どのような問題状況に、どのようなモデルが使われ、そのモデルの解析にどのような手法が適用されているかを分類整理中である。 2.パソコン/ワークステーション用のソフトの整備 市販されているパソコン用ORツールを購入整備し、自ら0Rの計算を試み、その使い勝手を調べている。さらに、ORの初心者がこれらのツールを容易に使いこなせるかどうかを探るため、学部学生、大学院生を被験者として調査を開始した。
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