1.主要調査対象地域の追加 初年次と2年次の主要調査対象地域であった長岡市に加え、金属加工業が盛んで地下水汚染が顕著なことで知られる燕・三条両市の地下水質調査を行なった。両市を追加したのは、表流水汚染も顕著であり、これと地下水汚染の関係の有無を明らかにするためである。 2.3年間に得られたデータの整理・解析と、報告書の作成 (1)イオンクロマトやGCMS等の現代的手法を用い、調査地域の地下水質(一般水質と有機塩素量)を測定し、結果を整理し、特性を明らかにした。 (2)調査地域の地下水流動の水理学的特性を整理・解明した。 (3)地下水中の有機塩素化合物の消長(化学形の変化)、物質相互の関係を整理・解明した。 (4)地下水と表流水の物理的・水質的相互関係を整理・解明した。 (5)有機塩素化合物排出工場の、周辺地下水調査と排出水調査の結果を整理し、点的汚染源による地下水汚染の様相を整理した。 (6)(1)地下水の物理的流動特性と、(2)有機塩素化合物の存在量・化学形の変化、を総合して、除染の技術および可能性について検討した。 (7)報告書の作成をした(未完)。
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