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1992 年度 実績報告書

離散型シミュレーションのモデル化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03832041
研究機関早稲田大学

研究代表者

森戸 晋  早稲田大学, 理工学部, 教授 (50134193)

研究分担者 久保 幹雄  早稲田大学, 理工学部, 助手 (60225191)
春日井 博  早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063200)
キーワード離散型シミュレーション / モデル / モデル化 / シミュレーション言語 / FMSシミュレーション
研究概要

1)平成3年度に引き続き、モデル化に当たって役立つと考えられるガイドラインをまとめたG.Polyaの古典的名著"How to Solve It"(邦訳:「数学問題をいかに解くか」)の離散型シミュレーション版とでも言うべき"How to Model It"(仮題)を完成させる作業を進めてきた。また、"How to Model It"に提示するガイドラインの効用をFMSシミュレーションの事例を取り上げ、具体例で実証してきた。
2)離散型シミュレーションと知識工学とは、プログラミング・レベルでは密接な関係がある。実際、オブジェクト指向言語の元祖であるSIMULAは元来シミュレーション言語として開発されたものであるなど、両者のソフトウェアはオブジェクト指向と密接に関係している、既に、ZieglerやFutoによって、離散型シミュレーションと人工知能との関連、とりわけ、シミュレーションのモデル化とAIとの関連が研究されているが、これらの研究と我々の経験的アプローチに基づく研究との関係を明らかにする研究をすすめている。
4)離散型シミュレーションを用いたシステム設計プロジェクトの進め方について整理した。ことにモデルの正当性の検証、妥当性の検証の進め方および利用可能な技法について検討した。
5)昨年度に引続きモデルの等価性について検討している。かんばん方式と呼ばれる生産管理方式と有限バッファ待ち行列との等価性を具体例として、モデルの等価性について検討している。
6)FMSシミュレーションに対するアニメーションを具体例として、離散型シミュレーションのモデル化におけるアニメーションの活用方法を検討してきた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] S.Morito,H.Mizukawa K.Mizoguchi,H.Awane: "Using Discrete‐Event Simulation for Design and Operation of Flexible Manufacturing Systems" IFIP Transaction(Human Aspects in Computer Integrated Manufacturing). B-3. 805-816 (1992)

  • [文献書誌] 森戸 晋: "離散型シミュレーション技術の現状と動向" 精密工学会誌. 58. 1115-1119 (1992)

  • [文献書誌] S.Morito,K.H.Lee K.Mizoguchi,H.Awane: "Development of a Simulation‐Based Planning System for a Flexible Manufacturing SYstem" Proceeding of the 1992 Winter Simulation Conference. 908-915 (1992)

  • [文献書誌] Mikio Kubo Hiroshi Kasugai: "The Probabilistic Network Design Problem" Journal of the Operation Research SocietY of Japan. 35. 256-272 (1992)

  • [文献書誌] 森戸 晋,相沢 りえ子: "SLAMIIによるシステム・シュミレーション入門(第2版)" 共立出版, (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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