• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

胎盤成熟間葉系由来幹細胞の確立と内胚葉派生細胞への分化系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03F03352
研究機関杏林大学

研究代表者

岩下 光利  杏林大学, 医学部, 教授

研究分担者 KABIR SALMNI M  杏林大学, 医学部, 外国人特別研究員
キーワードstem cell / oct-3 / 4 / SSEA-1
研究概要

本研究は、自己幹細胞のリソースとして胎盤に注目し、胎盤幹細胞の単離、細胞株としての樹立を目標にして行われた。本研究を遂行するにあたり、採取が容易でステージ同定が正確に可能なマウス胎盤と、倫理委員会の承諾のもと同意が得られた人工中絶時の初期胎盤及び、自然分娩時の末期胎盤を実験材料として用いた。これらの材料から固定及び未固定切片を作製し、幹細胞マーカーとしてSSEA-1,3,4及びOct-4に対して、免疫組織化学を行い、細胞同定を行ったところ、絨毛領域に幹細胞を同定するこが出来たが、一旦、栄養膜細胞へと分化したTS細胞では、細胞移植を念頭においた幹細胞として用いることは困難であるため、脱落膜領域に存在する間葉系由来の幹細胞を同定、分離すると共に、偽妊娠マウス脱落膜を用いた幹細胞同定を更に行っている。また、遺伝子導入の為の基礎実験として、すでに樹立された羊膜由来幹細胞を入手しており、至適培養条件を検討中である。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi