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2003 年度 実績報告書

明治国家形成期における反欧化主義

研究課題

研究課題/領域番号 03J01015
研究機関早稲田大学

研究代表者

真辺 将之  早稲田大学, 文学部, 特別研究員(PD) (80546721)

キーワード反欧化主義 / 伝統と近代化
研究概要

本年は、本研究の対象人物のうち、特に先行研究の少ない人物に関する基礎的事実を明らかにすることを目的に、各種資料調査を精力的に行った。国立国会図書館憲政資料室では、各種目録を精査し、上記人物の登場する文書を探し、必要に応じて複写を行った。また同図書館古典籍資料室所蔵の西村茂樹関係文書についても調査を行い、必要に応じて複写を行った。また早稲田大学図書館所蔵の雑誌類のなかから、各種目次総覧類を参照して、上記人物の論説および関係記事が掲載されている雑誌を探し出し、複写を行った。これらの作業にあたっては研究補助者の協力を得た。また谷干城が経営に深く関与していた新聞『日本』を、明治22年の創刊号から、明治26年までのものについて目を通し、関係記事を複写・収集した。また、鳥尾小弥太の政治活動が主に大阪で行われていたということから、大阪府立中央図書館に出張し、新聞『関西日報』をはじめとする大阪紙の紙面を調査し、また関西大学図書館において、西村茂樹の結成した日本弘道会の大阪支会に関する史料の調査を行った。さらに、早稲田大学文学部所蔵の深谷博治旧蔵文書に関しては、まずその内容を把握すべく、研究補助者の協力のもと、生理と目録化の作業を行い、約三分の一程度に関して目を通すことができた。
以上の結果、研究対象に関する基礎的事実を明らかにする多くの史料を収集することができた。現在この史料をもとに論文執筆を進めている最中である。特に西村茂樹に関しては、その主著『日本道徳論』の形成過程を詳細に跡付ける資料を収集することができたため、これをもとにした論文を執筆することができた。近いうちに学術雑誌に投稿を予定している。鳥尾小弥太に関しては、雑誌『歴史学研究』に論文「帝国議会開設後の保守党中正派-『中正日報』における言論活動-」を発表した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 真辺将之: "明治一四年政変後の「イギリス学」と学問の専門化"早稲田大学史記要. 35. 71-115 (2003)

  • [文献書誌] 真辺将之: "帝国議会開設後の保守党中正派-『中正日報』における言論活動-"歴史学研究. 784. 1-19 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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