研究概要 |
1.スギ花粉症リスク削減を意図した経済評価研究を「The 30th Congress of the International Geographical Union(2004年8月,Glasgow, UK)」において,「Spatial economic evaluation of forest management concerning Japanese cedar pollinosis : building a model of multi-zonal contingent markets」というタイトルで報告した.本報告は「スギ花粉症のリスク削減を意図したスギ人工林整備の空間的経済評価--山口県市町村データを利用した距離帯別仮想市場による分析--」というタイトルで,日本地理学会の機関誌『地理学評論』77巻13号に掲載された. 2.上記研究と同時に,山口県岩国地域におけるアレルギー性鼻炎の疫学調査を行った.その成果を,「2004年度日本地理学会秋季学術大会(2004年9月)」において発表した.報告のタイトルは「山口県岩国地域の高校生徒におけるアレルギー性鼻炎有病率の地理的変動」である. 3.本研究課題の成果と展望を整理し,「空間の理論研究会」(2004年11月)において「環境経済評価研究における地理学的研究の動向と課題--地理的問題の解釈と空間的モデリング技法の応用--」というタイトルで報告した.また本報告内容に加筆し,「2005年度日本地理学会春季学術大会(発表日未定)」において,「環境管理の空間的経済評価」というタイトルで報告する予定である. 4.森林ボランティアによる里山管理の経済評価研究を,2004年6月に人文地理学会の機関誌である『人文地理』に投稿した.2005年1月に「表明選好尺度に基づいた里山管理の社会経済評価--兵庫県中町奥中「観音の森」周辺住民の支払意思額と労働意思量に着目して--」というタイトルで受理された.
|