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1993 年度 実績報告書

中国文化における道教の位置と現状についての総合的調査

研究課題

研究課題/領域番号 04041025
研究機関東京大学

研究代表者

蜂屋 邦夫  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00012980)

研究分担者 曹 章祺  上海科技管理幹部学院, 外国語学部, 助教授
前田 繁樹  山村女子短期大学, 国際文化科, 助教授 (50209376)
横手 裕  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (10240201)
原田 二郎  帝京大学, 文学部, 助教授 (60198918)
高橋 忠彦  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40126107)
キーワード道教協会 / 道観 / 道士 / 道教経済
研究概要

1993年度の調査は、9月8日から11月11日にかけて行い、ほぼ当初計画通りの調査が実施でき、調査諸地域における道教の現状について、期待した成果がおおよそ得られた。調査参加者は、日本側は研究代表者・蜂屋邦夫以下5名、中国側は上海で合流した曹章棋、合計6名である。調査地点は、上海・浙江(杭州・紹興・黄岩・温州)・福建(福州・甫田・泉州)・広東(恵州・羅浮山・広州)・湖南(衡山・南岳・長沙)・江西(萍州・閤阜山・南昌・龍虎山)である。まず、これまでの経験を生かし、上海で、上海白雲観から南方の道教について情報収集を行い、諸地方との事前連絡を最終的に行って、今回の調査地点を確定した。
浙江省では、杭州の抱朴道院、温州の道協、福建省では、福州于山九仙観のほか、福清・甫田・泉州などの道観、広東省では、広州の五仙観・三元宮・純陽観、恵州の元妙観・羅浮山沖虚観など、湖南省では、長沙河図観、衡山玄都観など、江西省では、新県西山万寿宮、貴渓龍虎山天師府・上饒太清宮などの調査を行った。
調査内容は、道教協会の活動の現状、道士の人数と宗派、年齢構成、法事の費用と規模、道観の配置、神像の設置状況、道士や信徒の宗教活動の状況、道観経済など、従来おこなってきた調査内容と同様に、道教全般にわたる。これらの事項に関する資料を、道士からの直接聞き取り調査、写真撮影、測量などの方法により、ほぼ当初の計画通り収集できた。
なお、今回の調査の補足として、蜂屋は1994年2月19日より3月27日にかけて、福建省を中心とした地域の調査をも行った(東京大学特別事業費による海外現地調査、別途報告)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 蜂屋邦夫: "「中国調査旅行」" 月刊しにか. Vol.5 No.3. (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2018-02-02  

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