研究分担者 |
NOSE Yukihik ベイラー医科大学, 教授
SARANUMMI Ni タンペレ工科大, 教授
WERYNSKI And ポーランド科学アカデミー, 教授
JAFFRIN Mich コンピェーニュ工科大, 教授
MALCHESKY Pa ベイラー医科大学, 教授(客員)
太田 裕治 東京大学, 工学部・精密機械工学科, 講師 (50203807)
村林 俊 北海道大学, 工学部・生体有機合成専攻, 助教授 (30200306)
土肥 健純 東京大学, 工学部・精密機械工学科, 教授 (40130299)
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研究概要 |
本年度の調査は,国内外の研究者,医師との情報交換,施設見学および,データベースの構築より行った。血液透析を主体とする血液浄化療法に携わる7施設(国内5施設,国外3施設)を訪れ,高齢者における血液浄化療法の現状について臨床的な問題点を中心に,フィールド調査を行った。研究分担者との打ち合せは,国内で3回,海外で3回行った。 本年度の調査研究の中心は,平成5年度に本格的に取り組むフィールド調査のプロトコール作りに重点を置いた。高齢者に対する血液浄化療法の現状調査と将来的に必要とされる治療のフレームワークを形作ることに努めた。 国内外の臨床系での現行の療法にたいする要求は,(1)装置と高齢患者のインターフェース,(2)透析施設と家庭の中間的施設,(3)より侵襲の少なく生理的な方法,(4)老化のメカニズムと血液浄化法の関連を体系化することと分類できた。ただし,地理的,経済的条件の異なることから,現状では在宅にて高齢者を治療することにあまり積極的ではなく,統計的にも低い傾向にあった。 技術面での予備調査は,これらを念頭に活性酸素及び過酸化脂質の調査,合成イオンチャネル,マイクロファブリケーション関連技術の調査,動物細胞培養技術の調査を行ったが,遺伝子操作関連技術の調査は次年度から本格的に始めることとした。
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