研究分担者 |
ERNEST Chai サラワク州森林局シブ支所, 所長
JONG Foh Sho マレーシア, サラワク州農業省, 研究官
YUSUP Sobeng マレーシア農業研究所サラワク支所, 所長
LIM Chin Pan マレーシア, サラワク州農業省, 研究幅所長
金子 隆行 京都大学, 農学部, 助手 (20233877)
舟川 晋也 京都府立大学, 農学部, 助手 (20244577)
犬伏 和之 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (00168428)
岡崎 正規 東京農工大学, 農学部, 助教授 (00092479)
足立 忠司 岡山大学, 農学部, 教授 (20012007)
松本 聰 東京大学, 農学部, 教授 (20032295)
有賀 祐勝 東京水産大学, 水産学部, 教授 (10017022)
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研究概要 |
東マレーシア・サラワク州ムカに近いタラウ泥炭試験場において,泥炭中に埋没している大径木の分布を明らかにするため,KODENKSD-8型地中探査機を用いてレーダー探査を行ない,200x15m深さ1mのトレンチを堀り断面を精査し,レーダー探査結果と比較した結果,よく一致したので,埋没大径木の分布状熊の図化が可能となった。 泥炭地における持続的開発のための最重点作目としてサゴヤシをとりあげ,タラウ泥炭地試験場サゴ圃場,周辺サゴ栽培農家圃場,ムカ開拓団地で,土壌調査を行い,泥炭土壌の有機物組成,無機成分分析から養分畜積状熊を明らかにするためのデータが整備された。 無機元素の循環量を評価するため,用排水路の水,土壌間隙水について無機成分分析を行った。また,地下水位の年間変動を調べるため,測定用パイプを,タラウ試験場に設置した。 泥炭地から発生しているメタンをチャンバー法により測定し,湛水下層土から多量の発生を認めた。一方表層ではメタンの酸化が見られた。また,土壌間隙水を真空採血菅に採取し,溶存ガス,有機酸の測定を行った。また,泥炭腐朽菌のバイオマスを測定した。 サゴヤシを伐倒し,樹幹を50cm毎に切断し,生育状熊の測定を行ない,葉痕数を計数し,全生葉について形熊指数を測定した。サゴヤシの初期生育を調べるため,ムカ開拓団地で,1〜5年生サゴについてコドラート(30x300m)調査を行ない,吸枝数,母樹の樹長,地際直径を実測した結果,3〜5年目に著しい生育が認められた。 タイ国行い,植物プランクトン量は比較的低レベルであるが,光合成活性がかなり高いことを認めた。
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