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1992 年度 実績報告書

高齢化社会における法的諸問題に関する調査研究(The Research of Legal Problems in an Aging Society)

研究課題

研究課題/領域番号 04041093
研究機関東海大学

研究代表者

立山 龍彦  東海大学, 文明研究所・主任教授 (90119686)

研究分担者 覚正 豊和  千葉敬愛短期大学, 国際教養学科, 助教授 (50224358)
竹村 典良  東海大学, 文明研究所, 非常勤講師
池田 良彦  東海大学, 開発工学部, 助教授 (60212792)
松村 孝雄  東海大学, 文学部, 教授 (10107526)
金子 勲  東海大学, 文明研究所, 教授 (40077996)
キーワード社会保障 / 社会福祉 / 高齢消費者保護 / 遺言・相続 / AARP:全米退職者協会 / 安楽死(法) / 高齢犯罪者・被害者 / 高齢化社会
研究概要

アメリカ合衆国およびカナダでは,高齢化社会の先進国として,高齢者のための特別な機関・制度が設けられ,各種立法・政策・措置において高齢者に対する配慮がなされている。今回の調査研究は,両国に連邦と各州の法務省(司法省)をはじめとする関係官庁,栽判所,大学(研究機関),実務現場を訪問し,担当者に直接インタビューするという形熊をとり,わが国にあっては入手することができない多数の一次資料(各種官庁統計等)を収集することができた。また,訪問先も,ワシントンD.C.,カリフォルニア,ミシガン,アラバマ,ジョージア,サウスカロライナ,ノースカロライナ,ニューヨーク(以上,合衆国),オタワ,ケベック,ブリティッシュコロンビア(以上,カナダ)と地域的にも広範囲におよび,分野的にも,高齢化社会の法・福祉政策,高齢消費者保護,生命の終焉をめぐる諸問題(安楽死立法等),高齢者の犯罪と犯罪者の処偶,民間レベル(たとえば,全米退職者協会)の活動状況の多岐にわたる情報資料を収集できた。
特に,今回の調査研究で明らかになったことは,合衆国,カナダともに,高齢者に対する各種政策は連邦よりも州レベルにおいてより積極的に展開されているということであり,それは正に高齢者という対象それ自体およびそのニーズの多様性から必然に生じる結果であるということである。要するに,全国レベルにおける画一的,硬直的な政策展開は高齢化社会における法的諸問題の解決に適当でないということである。今後,わが国においても,多様かつ柔軟な対策が講じられなければ,高齢化社会に必然的に生じる法的諸問題に対処することができないであろうことが予測される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 立山龍彦.編著: "高齢化社会の法的側面" 法律文化社, 250 (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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