• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

インドネシア浅海産生物の種多様性の分布

研究課題

研究課題/領域番号 04041103
研究機関国立科学博物館

研究代表者

武田 正倫  国立科学博物館, 動物研究部, 室長 (20000143)

研究分担者 松隈 明彦  九州大学, 理学部, 助教授 (90108647)
窪寺 恒己  国立科学博物館, 動物研究部, 主任研究官 (80170041)
松浦 啓一  国立科学博物館, 動物研究部, 主任研究官 (70141984)
町田 昌昭  国立科学博物館, 動物研究部, 室長 (40000129)
キーワードインドネシア / 魚類 / 棘皮動物 / 軟体動物 / 魚類寄生虫 / 十脚甲殻類 / 分類 / 分布
研究概要

国立科学博物館動物研究部の松浦啓一主任研究官,窪寺恒己主任研究官,九州大学理学部の松隈明彦助教授が平成4年11月16日〜12月24日まで,国立科学博物館の武田正倫動物第三研究室長と町田昌昭動物第四研究室長が平成5年1月11日〜2月12日まで,インドネシア・アンボン島に滞在し,インドネシア国立海洋開発研究センターの研究者3名の助力を得て,魚類,棘皮動物,軟体動物,魚類寄生虫および十脚甲殻類の調査と採集を行なった。各動物群とも,多数の標本を採集して国立科学博物館に持ち帰り,現在は標本化が進められている状熊である。一部の標本についてはすでい同定が行なわれ,論文として発表が検討されている。
いずれの動物群い関しても,漁獲対象種以外のインドネシア浅海域における生息と分布調査は従来あまりにも不十分であった。このような観点から,今回の魚類寄生虫および共生性十脚甲殻類の分類および分布に関する研究の成果は期待される。ヒトデ,クモヒトデおよび貝類について,全体をまとめて扱った。「動物相」としての報告が予定されている。
次年度においてはインド洋沿岸において調査を行なう予定で,インドネシア側研究者との打ち合せも行なわれている。インドネシア側研究者の本年度の応接は十分で,その結果,アンボン島における調査は実り多いものであったが,その動物相がインドネシア東部を代表するものとして,次年度のインド洋沿岸の動物相と単純に比較してよいものかどうかを,関係者性全員で検討する予定である。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Takeda,M.: "A new crab of the family Hymenosomatidae associated with sea-cucumber from Ambon,Indonesia" Bull.Natn.Sci.Mus.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] Takeda,M.,&M.Kasim Moosa: "A small collection from the Aratra Sea" Bull.Natn.Sci.Mus.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] 町田 昌昭・A.Syahailatua: "インドネシアのボウズコンニャク(エボシダイ科海産魚)から得られた旋尾線虫の1新種" Bull.Natn.Sci.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] 町田 昌昭・A.Syahailatua: "南日本および近隣海域のボラから得られた吸虫類" Bull.Natn.Sci.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] Matsuura,K.: "A new gody of the genus Trimma(Teleostei:Perciformes)from Ambon,Indonesia" Bull.Natn.Sci.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] 入村 精一・窪寺 恒己: "インドネシア・アンボン島浅海域のクモヒデ類" Bull.Natn.Sci.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] 佐波 征機・窪寺 恒己: "インドネシア・アンボン島浅海域のヒトデ類" Bull.Natn.Sci.,Tokyo. 19. (1993)

  • [文献書誌] Matsukuma,A.,&T.Habe: "Systmatic revision of living species of Meiocardia,Glossidae(Molluca:Bivalvia)" MUSORSTOUM. 9. (1993)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi