研究分担者 |
G E Ford カリフォルニア大学デービス校, 電気情報工学科, 助教授
T R Reed カリフォルニア大学デービス校, 電気情報工学科, 助手
小野 定康 NTT伝送システム研究所, 伝送処理研究部, 主幹研究員
V R Algazi カリフォルニア大学デービス校, 電気情報工学科, 教授
江島 俊朗 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00124553)
小谷 一孔 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (20225452)
長谷川 伸 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (60017308)
谷口 博久 千葉大学, 工学部, 助教授 (30134844)
富永 英義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063688)
原島 博 東京大学, 工学部, 教授 (60011201)
田崎 三郎 愛媛大学, 工学部, 教授 (00036394)
安田 靖彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40013106)
宮原 誠 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00115122)
酒井 善則 東京工業大学, 像情報工学研究施設, 教授 (70196054)
|
研究概要 |
本年度は(1)画像符号化の基礎となる色空間の選択、(2)画品質の客観的評価法、(3)マルチメディアネットワーク、について検討を行った。 (1)については、今後は画像入出力器の特性に依存しないデバイスインディペンデント符号化が重要であるとの認識のもとに、従来表示系で用いられていたRGB,YIQ,印刷系で用いられていたYMCK,均等色空間であるHVC,LAB等を選択してこれらの特徴を比較検討した。検討にあたっては日米両者の画像入出力環栄を出来る限り同一にするとの配慮にして、JPEG,MPEG,カラーファクシミの符号化等各種標準化活動と同期をとって行った。 (2)については、主観的品質に近い画像の客観的尺度をPQS(Picture Quality Scale)と名づけ、モノクロ画像、カラー画像の両者について、PQSをより正確に求める方法を調査検討した。またPQSに基づいた符号化方式の設計法等についても日米共同して研究を進めた。これらの結果については日米連名で学会発表を行った。 (3)については、日米両者のマルチメディアネットワークの現状の調査を行い、この結果両者のネットワーク環境を互換性のあるものにすると同時に、情報伝達の手段として両者で利用可能なマルチメディアメールを開発することが必要との認識を持った。このマルチメディアメールはメタメールをベースとして、これにメディア同期機能、編集機能を付加したものであり、日米共同で作成して、現在動画、テキスト、静止画機能については完成しているので、今後は描画機能、編集機能を付加していく。 以上3点の調査研究は、通常は電子メールで連絡をとりつつ、定期的に日米いずれかあるいは国際会議の場所で会合を持って討論を行いながら進めた。
|