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1993 年度 実績報告書

大学工学教育における国際協力に関する研究-国際化に対応するために-

研究課題

研究課題/領域番号 04044067
研究機関東京工業大学

研究代表者

小林 彬  東京工業大学, 工学部, 教授 (40016530)

研究分担者 CHONG Nam Ch  ソウル大学校工科大学, 助教授
NIKOLA Getsc  サンパウロ大学, 工学部, 助教授
KEN Wallace  ケンブリッジ大学, デザインセンター, 教授
JAN Gyu Lee  ソウル大学校工科大学, 助教授
HERBERT Birk  ダームシュタット工科大学, 教授
ROGER D. Kam  マサチューセッツ工科大学, 教授
DAVID C. Gos  マサチューセッツ工科大学, 準教授
FLOWERS Wood  マサチューセッツ工科大学, 教授
HARRY west  マサチューセッツ工科大学, 準教授
原 辰次  東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (80134972)
繁桝 算男  東京工業大学, 工学部, 教授 (90091701)
香川 利春  東京工業大学, 工学部, 助教授 (50108221)
北川 能  東京工業大学, 工学部, 教授 (30153092)
清水 優史  東京工業大学, 工学部, 助教授 (10013731)
キーワード国際化 / 言語障壁 / 文化、習慣 / 国際共同教育
研究概要

1.日本(東京工業大学)、米国(マサチューセッツ工科大学)、英国(ケンブリッジ大学)、独国(ダ-ムシュタット工科大学)、韓国(ソウル大学)、ブラジル(サンパウロ大学)の6大学において共通の講義(デザイン概論)を行った。日米では相互に、また日韓、日ブラジル間では日本から教官を派遣し特別講義をおこなった。
2.これら共通講義、特別講義の意義、効果につき面接およびアンケート調査を行った。
3.6ヵ国の講義を受講した学生から代表を選抜し、東京において国際デザインコンテスト(IDC)を実施した。IDCにおいては各国からの学生でチームを作り12日間の共同作業で、遠隔操縦マシンを設計・制作させた。その間面接調査、観察調査を行い国際協力の問題点、特に言語、文化、生活習慣等の違いの克服、等を調べた。
4.IDCの期間中、国際化の意味につき各国の研究分担者の参加を得て、検討会を開催した。内容は各国の事情により国際化がどの程度異なった意味を持つか、またそれぞれの意味合いにおいて大学教育が果たせる役割、大学教育における国際協力がどのどのような意義を持ちうるか、またどのような手段を必要とするかなどであった。本検討会において真の国際化を果たすには自国のことだけを考えるのでは不十分であり、他国の事情を知ることが不可欠であるとの指摘がなされた。これに関連し各国の文化、歴史等を国際共同講義に取り入れることの重要性が指摘された。
5.IDCの最後に参加学生全員にIDCに関しアンケートア調査を行った。
6.東京工業大学工学部制御システム工学科において、国際化の問題を扱う実験的講義「国際工学概論」を開講した。本講義においては、国際共同研究、国際共同開発、国際的プロジェクトに長期にわたり参加した経験を持つ日本人の非常勤講師に依頼し講義を行ってもらうとともに、講義後共同研究担当者と検討会を開催し、国際化および国際化と大学教育の関係につき議論を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 清水優史: "創造性、社会性および国際性を身につけたエンジニアの育成" 第3回デザインエンジニアリングプラザ(日本機械学会). 55-58 (1993)

  • [文献書誌] 清水優史: "国際大学ロボットコンテスト" 設計工学. 28-7. 271-276 (1993)

  • [文献書誌] 小林彬: "物造り教育と創造性開発" 応用科学学会誌. 7-1. 35-40 (1993)

  • [文献書誌] 小林彬: "創造性を刺激するロボットコンテスト" 電気学会誌. 113-6. 481-484 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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