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1992 年度 実績報告書

循環器疾患の遺伝因子の分析、予知、予防法確立のための日中共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 04044119
研究機関島根医科大学

研究代表者

家森 幸男  島根医科大学, 医学部, 教授 (80025600)

研究分担者 趙 光腫  上海第二医科大学, 高血圧研究所, 所長
澤村 誠  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助手 (00187303)
奈良 安雄  島根医科大学, 医学部, 助手 (80116417)
堀江 良一  島根医科大学, 医学部, 助教授 (60127529)
キーワード循環器疾患 / 遺伝 / 予知・予防 / ネパール / 血圧 / コレステロール
研究概要

ネパール王国のヒマラヤ山脈の麓3400m高地ナムチェバザールにおいて年齢41-59才の男98人、女53人の計149人の検診を実施した。その他の年齢の住民についても、診察や血圧測定などの要求に応じたものはのべ200人をこえた。ナムチエバザールには800人のシェルパ族が住み、登山ガイドや商業を営むものが多い。身長は男169.7cm、女157.5cm、体重は男67.9kg、女59.7kg、肥満度(BMI)は男23.5kg/m^2、女24.0kg/m^2であった。男の血圧は、収縮期血圧125.5mmHg、拡張期血圧74.3mmHg、女の血圧は、収縮期血圧128.3mmHg、拡張期血圧76.4mmHgで29%が高血圧或いは境界域高血圧であった。血清総コレステロールは、男190.6mmHg、女176.0mmHgであった尿中電解質排泄量では、ナトリウムが男103.8mEq/day、女101.7mEq/day、カリウムが男45.3mEq/day、女45.4mEq/day、カルシウムが男50.0mg/day、女36.5mg/day、マグネシウムが男50.5mg/day、女25.3mg/dayであった。
大家族を形成するシェルパ族には、高血圧多発家系も見い出され、理解・協力を得て、血圧測定及び採血を実施した。血圧と関係する制限酵素断片DNAの検出は、現在進行中である。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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