研究分担者 |
PETER Stauni デンマーク傾象研究所, 主任研究官
巻田 和男 拓殖大学, 工学部, 教授 (40129945)
THORSTEINN S アイスランド大学, 科学研究所, 教授
国武 学 通信総合研究所, 研究官
西野 正徳 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (70023679)
麻生 武彦 京都大学, 工学部, 助教授 (10026255)
島倉 信 千葉大学, 工学部, 助教授 (00009721)
坂 翁介 九州大学, 理学部, 助教授 (80108638)
門倉 昭 国立極地研究所, 研究系, 助手 (70185883)
宮岡 宏 国立極地研究所, 情報科学センター, 助手 (10150046)
小野 高幸 国立極地研究所, 資料系, 助教授 (10141996)
江尻 全機 国立地研究所, 情報科学センター, 教授 (30013692)
平沢 威男 国立極地研究所, 研究系, 教授 (30011571)
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研究概要 |
平成4年度は,8〜10月期にイメージングリオメータと可視オーロラの同時観測をアイスランドフッサフェル並びにチョルネスにて実施した。また同時期には,グリーンランドにおけるカスプ域高エネルギー粒子降下観測の予備調査も予定通り行われた。尚デンマークの共同研究者スタウニング博士との協議によりイメージングリオメータは,デンマークスハブンに早期に設置することが可能となり,秋季にスタウニング博士によって設置を済ませることができた。 実施した計画は,グリーンランドにおいては,掃天フォトメータ並びにオーロラTVカメラによるカスプ域オーロラ形熊の観測を行って高エネルギー粒子降下域のダイナミック運動をとらえた。一方,アイスランドにおいては,オーロラTVカメラ,高速掃天フォトメータNNSS受信機,GPS受信機,及びイメージングリオメータを用いての様々なエネルギー特性を呈する降下粒子に対応したオーロラ光学観測並びに電離層擾乱の観測を行った。これらの観測のため日本からは4名を派遣して観測実施にあたった。 昭和基地,アイスランド,チョルネスにおける共役点イメージングリオメータ観測は期待通りの成果を上げつつある。特にCNA吸収画像の南北共役性の初期解析の結果は共役点が磁気地方時やオーロラ活動度により,時々刻々と移動するものであることを実証しつつある。また本研究課題推進に向けての基磁解析研究として,オーロラ画像観測データを用いてのオーロラ発光形熊の研究が進められており,降下電子エネルギーパラメータの推定に関する研究や,トモグラフィー法を用いての画像解析手法の研究が進められた。
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