研究分担者 |
海老沢 研 NASA/GSFC, 研究員
堂谷 忠靖 宇宙科学研, 宇宙圏, 助手 (30211410)
HELFAND D. Columabia大, 教授
石田 学 宇宙科学研, 宇宙圏, 助手 (20249931)
SERLEMITSOS NASA/GSFC, 研究員
紀伊 恒男 宇宙科学研, 宇宙圏, 助手 (70183788)
MUSHOTZKY R. NASA/GSFC, 研究員
伊藤 真之 宇宙科学研, 宇宙圏, 助手 (40213087)
大橋 隆哉 東京都立大, 理, 助教授 (70183027)
満田 和久 宇宙科学研, 宇宙圏, 助手 (80183961)
MCCAMMON D. Wisconsin大, 教授
松岡 勝 理化学研, 主任研究員 (30013668)
柴崎 徳明 立教大, 理, 助教授 (50206124)
田原 譲 名古屋大, 理, 助手 (10135296)
国枝 秀世 名古屋大, 理, 助手 (00126856)
常深 博 大阪大, 理, 助教授 (90116062)
牧島 一夫 東京大, 理, 助教授 (20126163)
村上 敏夫 宇宙科学研, 宇宙圏, 助教授 (60092350)
長瀬 文昭 宇宙科学研, 宇宙圏, 助教授 (00022690)
小山 勝二 京都大, 理, 教授 (10092206)
山下 廣順 名古屋大, 理, 教授 (80022622)
小川原 嘉明 宇宙科学研, 宇宙圏, 教授 (80013671)
HOLT S. NASA/GSFC, 主任研究員
宮本 重徳 大阪大, 理, 教授 (70013638)
RICKER G MIT, 教授
槙野 文命 宇宙科学研, 宇宙圏, 教授 (60022589)
井上 一 宇宙科学研, 宇宙圏, 助教授 (40092142)
三原 建弘 理化学研, 研究員補
山内 茂雄 京都大, 理, 学振特別研究員
池辺 靖 東京大, 理, 学振特別研究員
粟木 久光 名古屋大, 理, 研究生
林田 清 大阪大, 理, 助手 (30222227)
鶴 剛 京都大, 理, 助手 (10243007)
河合 誠之 理化学研, 研究員 (80195031)
吉田 篤正 理化学研, 研究員 (80240274)
CANIZARES C. MIT, 教授
北本 俊二 大阪大, 理, 助手 (70177872)
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研究概要 |
Astro-Dはわが国4番目のX線天文衛星で,X線天体の撮像及び分光を行う軌道天文台である。搭載観測装置と解析ソフトウェアの開発で大幅な日米協力が行われ,打ち上げ後の観測でも緊密な協力が続けられる。 本年度はAstro-D衛星の打ち上げ前の総合試験が平成5年1月迄行われ,2月20日に打ち上げられた。打ち上げ後Astro-Dは「あすか」と命名された。引続き軌道上での種々の試験を行い,無事に天文台としての機能を確認した。 本年度,次のような日米共同作業が実施された。 (1) X線望遠鏡の保温のための薄膜の音響試験 X線反射望遠鏡を適温に保ち且つX線の吸収を最小限にするため,長遠鏡の前面に極めて薄いプラスチック膜を用いている。この薄膜をNASAの大型試験装置を使用して,打ち上げ時に予期されるロケットの音響振動レベルで試験した。NASAの協力を得て,数回にわたってテストが行われ,無事に耐音響試験を終了し,薄膜に十分の強度があることを確認出来た。 (2) ソフトウエア共同開発 「あすか」は高機能の軌道天文台であり,その運用にもデーター解析にも高度且つ大量の計算機ソフトウエアを必要とする。その開発を日米合同で手分けして行っているが,この作業を円滑に進めるため,数度にわたって日本及び米国で調整,テストのための会合を行った。その結果ソフトウエアの整備は着実に進捗している。 (3) X線CCDカメラ(SIS)の特性評価 X線用CCDが衛星に搭載されるのは「あすか」が世界で初めてであり,極めて優れた波長分解能を持つものである。しかしその優れた特性を十分引き出すためには特性評価と応答関数の最適化が必要であり,日本及び米国においてその詳細な検討を行った。
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