研究分担者 |
こう 道香 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 講師
廖 小雲 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 助手
石 曉輝 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 講師
曹 興進 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 講師
秦 大同 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 副教授
韋 雲隆 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 教授
張 光輝 重慶大学, 機械伝動国家重点実験室, 教授
雷 雲宇 重慶大学, 工学院, 教授
とう 鋼 東北大学, 工学部, 助手 (90237040)
柴田 勝久 東北大学, 工学部, 助手 (20196421)
井上 克己 東北大学, 工学部, 助教授 (90005554)
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研究概要 |
当初の計画にしたがい,平成4年度には7月から8月にかけて重慶大学側研究者を東北大学に招へいし,9月から10月にかけて東北大学側研究者を重慶大学に派遣した. これらの交流により双方の研究者が互いに相手の研究環境を確認し,研究の具体的な進め方と双方の役割分担とを明確に出来,平成5年度以降の具体的な共同作業の詳細を定め,研究を相互に分担し,一定の成果を挙げた. 鼓形ウォームギヤの負荷能力を総合的に評価するには加工精度や組立精度と関連した歯当りの評価が重要であるので,本研究を潤滑特性評価,歯当り評価および負荷能力評価の3テーマに分けて実施することとし,相互に研究に着手した.特に今年度は,ウォームとホイールの製作誤差の発生原因とその大きさ,両者の製作誤差とウォームギヤとしての組立誤差との関係について歯切りのシミュレーションを実施し,詳細なデータを得た. まがり歯かさ歯車は本研究の鼓形ウォームギヤと競合関係にある歯車である.また,その解析には鼓形ウォーギヤの手法が応用できる.この両歯車の特性を明確にすることは,広く直交軸伝動装置の把握に有用であるので,まがり歯かさ歯車の研究を開始した.特に,本年度はクリンゲルンベルク等高歯の組立干渉について新たな知見を得た. これらの成果は1993年11月に北京で開催される日中機械要素に関するシンポジウムで発表を計画している. 平成4年度では双方の協力による具体的な研究報告は発表できなかったが,個々に,東北大学側ではとくに接触歯面の潤滑解析に関して,重慶大学側ではとくに歯当り解析に関して成果を得た.
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