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1993 年度 実績報告書

日中社会構造の差の統計調査に及ぼす影響の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 04045025
研究機関一橋大学

研究代表者

溝口 敏行  一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017655)

研究分担者 夏 大慰  上海財経大学, 工業経済学部, 講師
董 逢谷  上海財経大学, 統計学部, 講師
孫 海鳴  上海財経大学, 統計学部, 助教授
朱 建中  上海財経大学, 統計学部, 講師
王 恵玲  上海財経大学, 統計学部, 教授
小島 麗逸  大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (50195723)
折敷瀬 興  一橋大学, 社会学部, 教授 (10107154)
清川 雪彦  一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017663)
松田 芳郎  一橋大学, 経済研究所, 教授 (30002976)
キーワード日中統計調査制度 / 統計調査票 / 標本設計 / 統計調査実査 / 中国社会主義経済 / 集中型統計調査 / 分散型統計調査
研究概要

中国の統計調査制度は、国家統計局による一元的管理が行われている側面と、広大な国土に11億の民衆が分散居住しているため、地方の省統計局でなければ実態が把握出来ない側面がある。しかも、社会主義計画経済体制のための情報の集中管理・統制が行われている。溝口は、上海財経大学を通じ上海統計局の協力を得て、物価・消費統計の実査段階の問題点を検討し、報告書原稿(討論稿)をまとめあげた。松田は、これ迄の中国国家統計局との交流実績に依り、中央段階での統計調査制度の検討と、訪中して行った上海市の調査結果を元に、これ迄中国国外では明らかにされていなかった企業・事業所概念を明らかにし、報告書原稿(討論稿)をまとめあげた。また朱は、昨年の来日調査結果を基礎に報告書原稿(討論稿)をまとめあげた。上海財経大学の王・孫は、来日して統計局を視察し、中国と比較して日本人研究者の気付かない相違点を指摘し、夏・董は来日して、日本の分散型統計調査体制に即応して、愛知県統計課、豊田市統計係と地方での実査過程ならびに被調査客体の自動車工場を視察し、それらの経営構造の相違点を検討し、統計調査に影響を及ぼす諸点を吟味した。清川は、絹織物工場での統計調査のための質問票の設計、標本抽出枠の整備を行って訪中し、さらに上海財経大学の協力を得て調査を実施した。実査は王を中心とした中国側分担研究者により、統計学系の学生を訓練し行われ、71工場の調査票を回収した。折敷瀬は上海財経大学・北京社会科学院で研究分担者・研究協力者と討論し、語彙変化について分析を行って報告書原稿(討論稿)をまとめあげた。また、最終報告書の出版形態についても検討を行った。財経大学と一橋大学の双方の研究者は、検討の結果を持ち寄り、研究会での討論を通じて疑問点を明らかにし、さらに、明年度以降の研究計画の細部を練り直した。

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公開日: 1995-02-07   更新日: 2016-04-21  

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