研究分担者 |
G.REYNE グルノーブル理工科高等大学, 電気工学研究科, 研究員
G.MEUNIER グルノーブル理工科高等大学, 電気工学研究科, 講師
J L.Coulomb グルノーブル理工科高等大学, 電気工学研究科, 教授
J C.Sabonnad グルノーブル理工科高等大学, 電気工学研究科, 教授
藤原 耕二 岡山大学, 工学部, 助手 (20190093)
高橋 則雄 岡山大学, 工学部, 助教授 (40108121)
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研究概要 |
新しい辺要素を用いた解析法を開発するとともに、各種電磁力・トルク計算法の精度の検討を行った。また、運動する物体の解析法、並びに新しい非線形解法も開発することができた。 本年度の研究成果を要約すれば、以下のようになる。(1)各種解析方法に対する偏微分方程式の離散化及び解析プログラムの作成A-φ法、T-Ω法、A-φ-Ω法等の解析手法の検討を行い、解析プログラムを作成するとともに、計算時間、精度の比較検討を行った。 (2)辺要素を用いた各種解法(A-φ法,T-Ω法)の検討を行い、辺要素を用いれば節点要素よりも計算時間を短縮できることを示した. (3)マクスウェルの応力法、改良エネルギー変位法,磁化電流法を用いた電磁力・トルク計算法の精度の検討を行い,いずれの手法も要素数によって精度がかなり影響されることを明らかにした.また,三次元電磁力計算法検証用モでルを作成し,予備実験を行うとともに,測定上の問題点について検討した. (4)運動する物体の解析法の検討を行い,精度,記憶容量及び計算時間の観点から運動座標系を用いた解析法が静止座標系を用いた解析法よりも優れていることが明らかになった.また,速度項の離散化手法として,風上有限要素法とガラーキン有限要素法の比較を行い,速度に応じて両者を使い分ける必要があることを明らかにした. (5)ニュートン・ラフソン法に数理計画法を導入することにより,従来法では収束できないために解くことができなかった三次元非線形問題の解析を可能にした.
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