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1992 年度 実績報告書

タイの輸出園芸植物,とくにランの総合的管理に関する共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 04045038
研究機関山口大学

研究代表者

矢野 宏二  山口大学, 農学部, 教授 (90038208)

研究分担者 CHITRAPAN Pi  カセサート大学, 農学部, 準教授
SUEBSAK Sont  カセサート大学, 農学部, 準教授
BANPOT Napom  カセサート大学, 農学部, 準教授
SOMSAK Vangn  カセサート大学, 農学部, 助教授
宇都宮 宏  山口大学, 農学部, 講師 (10035115)
濱崎 詔三郎  山口大学, 農学部, 講師 (10035107)
進藤 晴夫  山口大学, 農学部, 助教授 (10091191)
田中 秀平  山口大学, 農学部, 助教授 (50116729)
加古 舜治  山口大学, 農学部, 教授 (00023408)
キーワードタイ / ラン / 栽培品種 / 組織培養 / 病害虫 / 総合的管理
研究概要

平成4年11月から12月にかけて,両大学の研究者どタイ国内のBangkokを中央とした中央部とChiang Mai,Chonburi,Nakhon Pathom 地方でラン栽培施設を計26か所調査し,下記の成果を得た。
1.栽培品種 大規模栽培業者(国内用種苗,輸出用切花)の使用品種はVanda,Dendrobium,Oncidiumの交配品種が主で,Rhynchostylis,Ascocenda,Cattleyaなどがそれらに次ぎ,中でも最初の2品種が大部分であった。タイの栽培条件により適合したhybridの導入が必要であるとの結果を得た他,組織培養の成功率のデータを得た。
2.栽培管理 Vendaの垂下長根の改良策をたてるために,成育調査用の実験園を設置した。切花に使用する器具と方法は,ウイルス病の伝搬を考慮していないため,その指導を行った。
3.病害 ウイルス検出同定の新技術,迅速免疫ろ紙検定法により,86試料中,12栽培施設の42試料,7属のランからCyMVまたはORSVが検出され,広範な発生が明らかになった。また,後者はCattleyaに多く,かつ,前者との複合汚染であることが判明した。
4.害虫 タイの既知ラン害虫は4目7科13種とダニ2科4種であるが,今回の調査でカイガラムシ類で未記緑種を得た他,同定が終了すればさらに未記緑種がでることは明らかとなった。天敵昆虫と非加害種も採集し,園内生態系解明の資料を得た。また,害虫防除の薬剤散布実態の資料を得た。
5.学術交流 平成5年2月10日にタイ側研究分担者2名を日本に招待し,山口大学大学会館にて公開講演会を開催し,同大学の農学関連研究教育組織と研究活動を山大教官学生が周知する機会とした。さらに,関係研究者との研究交流を行なった他,現地調査成果の検討と次年度の調査日程について検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tanaka,S.and B.Napompeth: "Occurrence and distribution of viral diseases on orchids investigated by the rapid immno-filter paper assay in Thailand." Ann.Phytopsth.Soc.Japan. 59. (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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