研究課題/領域番号 |
04201204
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
梶 秀樹 筑波大学, 社会工学系, 教授 (00016560)
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研究分担者 |
石見 利勝 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (20016687)
熊谷 良雄 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (00143181)
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キーワード | 情報連絡能力の向上 / 救急搬送 / 情報伝達訓練プログラム / 消防部隊運用 / エキスパートシステム / 避難誘導 |
研究概要 |
本研究は、発災時の応急対応に関わる防災担当者ならびに被災者たる一般市民の情報連絡能力の向上を計るための訓練プログラムの開発を目的としたものである。研究は昨年度までに、既存の訓練プログラムの実態と評価及び、過去の災害事例における情報連絡の実態と訓練プログラムニーズの調査を行い、それを踏まえて、災害対策本部員を対象とした負傷者の救急搬送に関する情報伝達訓練プログラムを開発した。 本年度は、新たに消防の部隊運用に関する情報伝達訓練プログラムを開発するとともに、さらに進んで一般市民の発災後の避難誘導に関する情報伝達についてもプログラム開発に着手した。しかし、避難誘導情報についてはコンピューター制御部分の設計に止まり、訓練用ゲーミングの設計にまでは至らず、訓練シナリオをマニュアルの形でまとめるに留まっている。 消防部隊運用訓練プログラムでは、部隊の署所運用を担当する消防署長以下作戦本部員が、発災後時々刻々と時間遅れを伴って入ってくる火災覚知情報を如何に判断し、現場部隊に適切な情報を伝え指揮をとるかを訓練するプログラムとして開発したもので、エキスパートシステムを組み合わせた訓練プログラムとして設計している。 避難誘導情報伝達訓練プログラムは浮動人口の集中する新宿の駅周辺地区を対象としており、その構成は、避難者の挙動をコンピューター内に再現し、訓練主体である誘導員(この場合は駅職員、警察、災害対策本部員)が誘導情報をインプットすると、避難者がそれに従って避難路を変更し、避難場所へ収容されるというシミュレーションモデルを柱として、それて対話しながら適切な誘導情報の出し方を訓練するという形城としている。
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