先史モンゴロイド集団の拡散と適応戦略

1993 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 04208103
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 赤澤 威 東京大学, 総合研究資料館, 教授 (70013753)
• 研究分担者: 百々 幸雄 札幌医科大学, 教授 (50000146) ; 大塚 柳太郎 東京大学, 医学部, 教授 (60010071) ; 米倉 伸之 東京大学, 理学部, 教授 (30011563) ; 杉田 繁治 国立民族学博物館, 教授 (40026042)
• キーワード: モンゴロイド / 日本人の起源 / アメリカインディアン / 人種・民族 / 遺伝 / 進化 / 更新世 / 古環境

研究概要

4年間の実質研究年度(平成1〜4年度)期間中の研究成果を総合的にまとめ公表・公開した。公表・公開の方法は、各計画班代表者を中心とする班報告書及び全班を横断的にまとめた総括報告書及び図書である。内容は以下の通りである(含予定)。
1.班報告
関雄二編「先史モンゴロイド拡散集団の適応戦略-パレオインディアンの文化的装置とその時空分布:南アメリカ篇」
百々幸雄編「先史モンゴロイド集団の起源・拡散に関する自然人類学的研究」
杉山達夫編「拡散集団の食性体と時空分布(同位体による古栄養学、AMS法による年代測定)」
米倉伸之編「先史モンゴロイド集団の拡散地域の自然環境」
米倉伸之編「先史モンゴロイド集団の拡散地域の自然環境-論文別刷集」
杉田繁治編「モンゴロイド研究A05班実績報告書」
石下直道編「HTLV-Iと民族疫学」
2.総括報告
大塚柳太郎編「先史モンゴロイド集団の拡散と適応戦略」オセアニアに関する文献情報資料集
赤澤威編「先史モンゴロイド集団の拡散と適応戦略」研究経過・研究業績班員ファイル(平成元年度〜平成4年度)上・下巻
赤澤威・佐々木史郎・落合一泰・船曵建夫「モンゴロイドに関する初期映像記録」東京大学総合研究資料館標本資料報告
T.Akazawa & E.J.E.Szathmary(eds.)「Prehistoric Mongoloid Dispersals」第2回国際シンポジウムPMD報告書
3.図書
1)「先史モンゴロイドを探る」学術新書.日本学術振興会
2)「Prehistoric Mongoloid Dispersals」Oxford University Press,London
3)「シリーズ:モンゴロイド」全5巻.東大出版会
4)「モンゴロイド」平凡社

研究成果

• [文献書誌] 赤澤威: "Human Migration,Dispersal,and Adaptive Strategies" Prehistoric Mongoloid Dispersals(OUP). (1994)
• [文献書誌] 百々幸雄: "Cranial Morphology of the Siberians and East Asians" Prehistoric Mongoloid Dispersals(OUP). (1994)
• [文献書誌] 尾本恵市: "Population Genetic studies on National Minolities in China" Prehistoric Mongoloid Dispersals(OUP). (1994)
• [文献書誌] 原田勝二: "Dispersal ALDH2 Mutant in Mongoloid Populations" Prehistoric Mongoloid Dispersals(OUP). (1994)
• [文献書誌] 宝来聴: "The First Americans from Mitochondrial DNA" Prehistoric Mongoloid Dispersals(OUP). (1994)
• [文献書誌] 青木健一: "A Monte Carlo Simulation Study of Coalescence Times in a Successive Colonization Model with Migration" Prehistoric Mongoloid Dispersals(OUP). (1994)
• [文献書誌] 赤澤 威他(編): "シリーズ:モンゴロイド全5巻" 東京大学出版会, (1995)
• [文献書誌] 赤澤 威(編): "学術新書「先史モンゴロイドを探る」" 日本学術振興会, (1994)