研究課題/領域番号 |
04210105
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
阿部 寛治 東京大学, 教養学部, 教授 (20016562)
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研究分担者 |
青木 尊之 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (00184036)
坂口 尭 東京都立科学技術大学, 工学部, 助手 (40099338)
青柳 晃 九州産業大学, 工学部, 助教授 (50069530)
矢部 孝 群馬大学, 工学部, 教授 (60016665)
丹生 慶四郎 帝京技術科学大学, 情報学部, 教授 (90029398)
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キーワード | 省資源 / 省エルネギー / 技術社会 / 日本の工業製品の過品質 / 醤油のビン買い / 生産階級の省資源意識 |
研究概要 |
本年度は“製品の過品質について"のアンケート調査を行なった。対象は主として住宅公団の10000軒である。東京都内5000軒、福岡県内3000軒、群馬県内2000軒である。そのうちの一例を以下に示す。 日本の生鮮食糧品の品質はよく管理されていて、品質(例えばスーパーマーケットのリンゴの糖度、サイズなど)は均一にして販売されいてます。以下の意見の一つに○をつけてください。1.今のままでよい(11%)2.過品質だと思う(31%)3.値段が安ければ少しのばらつきがあってもよい(51%)4.その他(7%) 《醤油などのビン買いについて》 プラスチックボトル等を持って商店に行き、中身だけを購入できる販売店が近所にあるとします。以下の意見の一つに○をつけてください。1.値段が安ければ行く。ただし、(1)値段がそのままでも行く(27%)(2)値段が九割なら行く(28%)(3)値段が5割なら行く(17%)(4)その他(7%) 2.たとえ値段がいくら安くても不便だから行かない(8%)3.その他(13%) アンケート調査の結論 製品の過品質については2と3が82%を占めているように消費者は過品質を意識している。実は製造するメーカーの過品質に対する調査を他の機関が行ったが、メーカー側も過品質はやめたいという意見が半数を超えているのである。 ビン買いについてはややラディカルな質問をぶつけてみたのであるが、2がたった8%しかない。これは調査側の予想に反する小さな%であった。
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