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1992 年度 実績報告書

高度技術社会化に伴う労働の変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04210123
研究機関青山学院大学

研究代表者

矢頭 攸介  青山学院大学, 理工学部, 専任講師 (70082807)

研究分担者 山本 栄  獨協大学, 経済学部, 教授 (50132486)
野呂 影勇  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70122851)
林 喜男  武蔵工業大学, 工学部, 教授 (80051035)
キーワードVDT労働 / 日本語入力技術 / 文章入力
研究概要

パーソナルコンピューティング環境の充実,日本語処理技術の進展に伴って生じたパーソナルコンピュータ、日本語ワープロの普及を基盤として生じた新聞記事作成作業という情報生成労働の変化について調査考察を行った。日刊紙の制作工程への記事入力を、従来の手書き原稿からワープロによるテキストファイル入力へと制度的に切り替えを行った二千人以上が関与する事例を対象とした。この結果記事作成者は各自の情報作成手段として手書きからワープロ入力へと全面移行し作業を行うこととなった。記事作成を含む文章作成に関して、アイデア発想ステージと具体的表現のステージの認知的なモデルを設定し手書き或はキーボード入力の表現ステージとアイデアステージとの交互作用を考察した。更に日本語入力技術の現状を調査し、手書き原稿からワープロファイル入力へと移行させる場合の手書きーワープロファイル変換を行う専任日本語入力技能集団の可能性を調査検討した。移行後の記事作成者、編集者に対しての質問紙調査より、記事作成者は作業方式の移行を受容していること、或はそれだけの職務拡大の容量を持っていたことが示された。更に作成した記事の文体変化については作成者自身と査読者の間に評価の相違が見られた。
VDT作業環境におけるストレス研究については、マルチメディア化に伴う立体視表示の視覚機能へ与える影響を検討する実験研究が行われ、人間の立体視機構と視覚への負担の関係が調査された。
今後質問紙調査による主観データからの所見を補強するため、実際に作成された記事文体が移行前後で変化しているかを文章解析的な調査を記事データベースに対して実施する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 矢頭 攸介: "浅い眠りの代替指標としての瞬き行動" 日本人間工学会第22回関東支部大会講演集. 49 (1992)

  • [文献書誌] 野呂 影勇: "リアリティ追及の方法論" WWDU'93東京セミナー. 1-9 (1993)

  • [文献書誌] Noro Kageyuu: "Construction of parametric model of operator and workstation" ERGONOMICS. 35. 661-666 (1992)

  • [文献書誌] Sakae Yamamoto: "Topographic EEG Study of Stereoscopic Imaging TV(3DTV)" 獨協経済. 59. 164-176 (1992)

  • [文献書誌] 野呂 影勇: "バーチャルリアリティの最先端" 講談社, 201 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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