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1993 年度 実績報告書

国際環境と戦後日本

研究課題

研究課題/領域番号 04213101
研究機関東京大学

研究代表者

五十嵐 武士  東京大学, 法学部, 教授 (60009818)

研究分担者 李 鐘元  東北大学, 法学部, 助教授 (20210809)
長尾 悟  国際大学, 日米関係研究所, 助教授 (20189103)
中西 輝政  静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (90172353)
油井 大三郎  一橋大学, 社会学部, 教授 (50062021)
石井 明  東京大学, 教養学部, 教授 (10012460)
キーワード日本 / 戦後 / 国際環境 / アメリカの占領 / 占領改革 / 東アジア / 国際関係史 / 1950年代
研究概要

五十嵐班の1993年度における活動は、1993年度研究実施計画に従い、戦後日本をとりまいていた国際環境の分析に関して以下のとおり行なわれた。
第一に、前年度に引き続き、ブレトン・ウッズ体制および冷戦のアジアへの波及に関する理論的枠組み完成のための研究を進展させた。第二に、東側陣営の対アジア政策に関する理論枠組みについても検討を進めた。
本年度の中心的課題である東・東南アジア諸国の独立およびその後の発展については、国際秩序の周辺的な側面から分析がなされた。各国の国内政治・経済・社会構造の実証的分析、およびこれらの構造と国際政治体制との関連、域外大国との関係に関する総合的研究が行なわれた。
さらにアジア太平洋地域の地域的国際秩序の形成と発展については、予定通り継続的な資料収集が行なわれた。極東委員会に関する実証的分析も進められた。
研究会は本年度中に5回開かれた。研究活動における相互交流をはかるため、研究会は研究内容の近い北岡班と合同で開催された。これらの研究会の報告者と題目は次のとおりである。
7月2日 「日本のGATT加入とその国際環境」
赤根谷達雄(筑波大学社会科学系)
10月22日 「アメリカの封じ込め政策」
佐々木卓也(関東学院大学法学部)
12月15日 “The Changing World Order"
Professor Barry Buzan(イギリス国際学会前会長)
12月17日 「日ソ国交回復をめぐる国際政治過程」
田中孝彦(一橋大学法学部)
2月4日 「沖縄返還をめぐる政治と外交」
河野康子(法政大学法学部)
以上

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 五十嵐 武士: "アイゼンハワー政権の対外政策の解剖-その構造的条件と主要な要因に関連させて-" 『国際政治』. 第105号. 107-124 (1994)

  • [文献書誌] 石井 明: "中国東北の『深〓』をめざして--吉林省渾春市紀行" 『外交フォーラム』. 第53号. 21-27 (1993)

  • [文献書誌] 石井 明: "日本の戦後処理はいかになされたか" 『外交フォーラム』. 第61号. 82-89 (1993)

  • [文献書誌] 李 鐘元: "韓日会談とアメリカ-『不介入政策』の成立を中心に" 『国際政治』. 第105号. 193-211 (1994)

  • [文献書誌] 中西 輝政: "日本型議院内閣制の宿痾" 『季刊アステイオン』. 春号. 40-47 (1993)

  • [文献書誌] 五十嵐 武士: "『占領と日本宗教』「戦後日米文化交流計画の胎動」" 未来社, 652 (1993)

  • [文献書誌] 石井 明(共著): "『中国20世紀史』" 東京大学出版会, 359 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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