戦後日本形成の基礎的研究(成果とりまとめ)

1995 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 04213104
• 研究機関: 青山学院大学
• 研究代表者: 渡邊 昭夫 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (30061865)
• 研究分担者: 村松 岐夫 京都大学, 法学部, 教授 (80025147) ; 三和 良一 青山学院大学, 経済学部, 教授 (90082669) ; 伊藤 隆 亜細亜大学, 日本文化研究所, 教授 (30011323) ; 五百旗頭 真 神戸大学, 法学部, 教授 (10033747) ; 天川 晃 横浜国立大学, 大学院・国際経済法学研究科, 教授 (10009813)
• キーワード: 戦後 / 戦後日本 / データベース / 日記 / 手記 / 首相の国会演説 / 条約 / 年表

研究概要

平成4年度〜6年度の3年間にわたり実施してきた「戦後日本形成の基礎的研究」の成果をとりまとめ、一般に公開することを目的として、本年度は以下のような活動を行った。
(1)計画研究班と関連公募研究に参加した研究者の業績と活動経過をまとめ全体として如何なる成果をあげたのかを示す報告書を作成した。
その内容は、プロジェクトの概要、各班ごとの研究成果、総括班の活動内容ならびに関連プロジェクト(国際シンポジウムと国際学術研究)をカバーする。
(2)1996年1月4日〜7日、神戸国際会議場で行われた国際シンポジウム「国際社会の中の戦後日本」の運営を支援した。
(3)母胎となる研究プロジェクトから派生して、今年度以降も継続が予定されているデータベース作成などの新規プロジェクトとの連絡を行った。
(4)以上の諸作業を行うにあたって、基本的な方針の決定と確認を行う目的で総括班会議を2回開催した。

研究成果

• [文献書誌] 五百旗頭 真: "無秩序時代の日本外交" 外交フォーラム. 88. 14-24 (1996)
• [文献書誌] 橋本 寿朗: "戦後金融システムと日本開発銀行の役割" 社会科学研究. 47-1. 135-164 (1995)
• [文献書誌] 猪木 武徳: "戦後日本の官僚組織と特殊法人" 学術月報. 48-5. 68-73 (1995)
• [文献書誌] 天川晃・五十嵐武士他(共編): "『戦後日本 占領と戦後改革』全6巻" 岩波書店, (1995)
• [文献書誌] 天川 晃: "『GHQ日本占領史』全55巻(共編)" 日本図書センター, (1996)
• [文献書誌] 五百旗頭 真: "「占領政策と戦後日本の政治的変化」『連続性と異国による規定-ドイツと日本』第1巻" ドイツ・日本研究所, 1-17 (1995)
• [文献書誌] 五十嵐 武士: "戦後日米関係の形成" 講談社, 343 (1995)
• [文献書誌] 猪木 武徳: "学校と工場(『20世紀の日本』7巻)" 読売新聞社(近刊),
• [文献書誌] 北岡 伸一: "自民党 -政権党の38年-(『20世紀の日本』1巻)" 読売新聞社, 334 (1995)
• [文献書誌] 高坂 正尭: "「アジア・太平洋の安全保障と地域協力」『リーディングス国際政治経済システム』" 有斐閣(近刊),
• [文献書誌] 田中 明彦: "「国連平和活動と日本」『国連PKOと日米安保』" 亜紀書房, 137-155 (1995)
• [文献書誌] 橋本 寿朗: "戦後の日本経済" 岩波書店, 240 (1995)
• [文献書誌] 橋本 寿朗: "20世紀資本主義 I 技術革新と生産システム(編)" 東京大学出版会, 304 (1995)
• [文献書誌] 村松 岐夫: "The Japanese Civil Service and Economic Development (ed.)" Oxford university Press, 552 (1995)
• [文献書誌] 渡邊 昭夫: "戦後日本の宰相たち" 中央公論社, 518 (1995)