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1992 年度 実績報告書

戦後形成期の日本外交

研究課題

研究課題/領域番号 04213110
研究機関立教大学

研究代表者

北岡 伸一  立教大学, 法学部, 教授 (80120880)

研究分担者 酒井 哲哉  北海道大学, 法学部, 助教授 (20162266)
梅本 哲也  静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (10193947)
森山 茂徳  独協大学, 法学部, 教授 (50107497)
波多野 澄雄  筑波大学, 社会科学系, 助教授 (00208521)
石井 修  一橋大学, 法学部, 教授 (60116530)
キーワード日本外交 / 戦後外交 / 国際関係 / 日米関係 / 安全保障 / 日米安全保障条約 / 外務省
研究概要

三年計画の初年度のため、それぞれ基礎的な資料・文献の収集と研究に従事した。北岡は憲法と憲法解釈の歴史についての研究や、戦後国際主義の知的先達たる新渡戸稲造に関する研究を発表した。また他のプロジェクトで収集した沖縄返還問題関係資料を、さらに充実させることに努めた。石井は、従来収集したアメリカ外交資料を基礎にして、日米関係とアジアについての研究をまとめ、また岸内閣とアメリカについて研究を進めた。後者は本重点領域研究の御殿場研究集会で発表された。波多野は外交における国際金融の役割に注目して、高橋是清に関する研究を発表し、また冷戦と日米同盟に関する論文をまとめた。森山は戦後日韓関係に関する時系列的なデータ、および人物データの整理に力を入れた。梅本は国際環境の変化と安全保障政策及び安全保障論議の関係を研究し、その成果の一部をまとめた。また酒井は戦後初期の日ソ関係、および日本の安全保障政策におけるソ連要因に関する研究のための基礎的作業に従事し、外務省公開資料および国会図書館憲政資料室所蔵資料の収集整理、それに最近の内外の研究成果の吸収などに努めた。
共同の研究の場としては、五十嵐班と共同で研究会を持ち、各自の研究を披露しあうだけでなく、最新の研究成果を持つ研究者や関連する分野の研究者(たとえばフィリピン研究の吉川・京都産業大学教授)を招き、知識の吸収と意見の交換に努めた。また公募研究の坂元・三重大学助教授とは相互に有意義な共同作業を行うことが出来たので、次年度は北岡班に参加してもらうこととなった。そして年度の最後には、多数の外部参加者を含め、3泊4日のインテンシブな研究会を行った。
インタビューについては、外交資料館と協力して、インタビューすべき人物を確定し、接触を進めたが、双方の日程のずれから、実施に至らなかった。次年度には積極的に実施したい。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 北岡 伸一: "吉田茂ー戦後日本の形成者ー" THIS IS 読売. 6月号. 42-61 (1992)

  • [文献書誌] 北岡 伸一: "歴史と憲法と平和の条件" THIS IS 読売. 2月号. 152-164 (1993)

  • [文献書誌] 石井 修: "日米関係とアジア" Outlook. 18. (1993)

  • [文献書誌] 石井 修: "岸内閣とアメリカ" 重点領域研究「戦後日本形成」報告書.

  • [文献書誌] Sumio Hatano: "The Shaping of the U.S.-Japan Alliance and the Cold War in Asia" Joint Research Project of 1985-1992 on the History of Asian Development Center for Area Studies.Keio University. Aug. 21 (1992)

  • [文献書誌] 波多野 澄雄: "研究ノート「浮虜と『文化接触』」" 『1920年代の都市と農村』筑波大学1920年代研究会編. 3月号. 50-66 (1993)

  • [文献書誌] 北岡 伸一: "「新渡戸稲造における帝国主義と国際主義」岩波講座『近代日本と植民地』第4巻所収" 岩波書店, 26 (1983)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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