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1997 年度 実績報告書

超低エネルギー極限状態の中性子物理学研究

研究課題

研究課題/領域番号 04244104
研究機関京都大学

研究代表者

政池 明  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40022587)

研究分担者 山口 嘉夫  東京大学, 名誉教授 (00210378)
並木 美喜雄  早稲田大学, 名誉教授 (80063288)
海老沢 徹  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (30027453)
吉城 肇  呉大学, 社会情報学部, 教授 (40044771)
延与 秀人  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30213606)
キーワード時空の対称性 / 核偏極法 / 多層膜干渉計 / 観測問題 / 超冷中性子 / CP非保存 / EDM測定
研究概要

本年は重点領域の次の各分野についてまとめを行った。
・中性子と原子核の反応における時空の対称性の研究核偏極法の開発
・超冷中性子発生法と中性子特性の研究
・多層膜による冷中性子干渉実験
・CP非保存の起源に関する研究
・多ヒルベルト空間論に基づく量子力学の観測問題の研究
・結晶中の高電圧を用いた中性子EDM測定の可能性の検討
また平成8年までに研究が完了しなかったものについては、完了させるための追加実験や解析を行い、ほぼすべての研究を完成させた。この重点領域研究の成果をふまえて、これからの新しい展開を進めている。この研究の成果を明らかにし、新しい発展の方向を探るべく、政池が京大、阪大、名大、岡山大、京都工芸繊維大などで講演を行ったのをはじめ、この重点領域研究にたずさわったすべての者がそれぞれ広い分野の研究者と議論を行った。
また政池はアメリカ、チェコ、イスラエルにおいて研究成果について発表、討論を行い、ベトナムの研究者とも今後の研究のについて話し合うなどして、国際的にも幅広い分野の研究者から高い評価を得ることができた。これらの本年の研究活動実績については平成9年10月文部省における「研究終了ヒヤリング」で報告した。
最後に、この領域研究全体の成果については平成10年3月「研究成果報告書」にまとめ、文部省および関係研究者に配布した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] K.Sakai, et al.: "Observation of parity-violating neutron spin rotation in the n^<139>La p-wave resonance" Phys.Lett.B. 391. 11-14 (1997)

  • [文献書誌] L.Y.Lowie, et al.: "Neutron resonance spectroscopy of ^<107> Ag and ^<109> Ag" Phys.Rev.C. 56. 90-97 (1997)

  • [文献書誌] J.J.Szymanski, et al.: "Observation of a large parity nonconserving analyzing power in Xe" Phys.Rev.C. 53. R2576-2580 (1996)

  • [文献書誌] H.Funahashi, et al.: "Interferometer for cold neutrons using multilayer mirrors" Phys.Rev.A. 54. 649-651 (1996)

  • [文献書誌] S.Matsuki, et al.: "Rydberg-atom cavity cletector for dark matter axion search in Kyoto" Nucl.Phys.B,Proc.Suppl.51. 213-217 (1996)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2017-10-06  

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