研究課題
重点領域研究
脳の高次機能を解明するための3年間の研究を取りまとめ、さらにこれを将来の研究の発展に活用することを試みた。このため、次の項目に分けて、現状、我々の研究成果、その位置づけ、将来の研究方向などについて、異なる専門分野の研究者にも理解できるように、わかりやすく記述し、報告書として取りまとめた。1.はじめに2.計算論的神経科学とニューロコンピューティング3.視覚認知における高次視覚野の役割4.視覚計算理論と心理物理学5.対象認知の脳内メカニズム6.視覚パターン認識の神経回路モデル7.空間認知と動作指向性知覚8.視覚と聴覚による空間認知の計算理論9.連想記憶の神経回路モデル10.記憶における海馬体の役割11.記憶における海馬と新皮質の役割分担12.前頭葉と行動のプログラミング13.時系列情報を学習するニューラルネットワーク14.運動関連領野と運動プログラミング15.随意運動における大脳基底核の役割16.随意運動制御の計算論17.学習と記憶のシナプス18.可塑性神経回路とそのモデル