研究課題/領域番号 |
04257101
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長田 敏行 東京大学, 理学部, 教授 (10012519)
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研究分担者 |
渡辺 昭 名古屋大学, 農学部, 教授 (70023471)
岡田 吉美 帝京大学, 理工学部, 教授 (30011703)
岩淵 雅樹 京都大学, 理学部, 教授 (30000839)
三上 哲夫 北海道大学, 農学部, 教授 (50133715)
内宮 博文 東京大学, 応用微生物研究所, 教授 (50142229)
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キーワード | 植物ホルモン / オーキシン / 細胞分化 / エリシター / トランスジェニック植物 / 転写制御 / タバコ / シロイヌナズナ |
研究概要 |
本重点研究は二年目であり、順調に飛躍を遂げる筈であったが、前領域代表者を中途で喪い、領域代表者の交代という試練を受けることとなったが、幸い班員一同の協力を得、ひどいダメージを受けることなく所定の成果を得ることができた。研究をより推進し、相互の研究連絡を密にするために、8月24日より27日まで札幌で、北大およびポールスター札幌で班会議を開いたが、A班およびB班共通な話題が多いので合同会議とし、併せて公開シンポジウム、公開議演会を催したが、いずれも活発に、時に激しく行なわれ、結果的に相互の協力が密に図れたことは有意義であった。また、やや視点を変え、研究班の研究協力者の若手を中心に11月22- 24日に泊り込みで八王子セミナーハウスで技術論に関するワークショップを行なったが好評であり、研究手法の向上を図るために是非来年もという声が高かったので十分考慮することとした。これらの班会議、ワークショップの内容は植物遺伝子応答ニュースとして全員に配付したが、ニュースは、この2件をあわせ全部で7号発刊し、重点研究の潤滑油として機能した。 具体的研究成果としては、植物ホルモンの内植物の発生成長分化に広範に影響を及ぼすオーキシンやアブシジン酸で誘導される遺伝子が5ケ単離されたが、その内3ケについて機能が同定されたがこれはこれまで全くそのような例がなかったので特に強調できる内容といえる。また、乾燥による誘導される遺伝子、カビの感染により誘導される遺伝子でも新しい成果が得られたので、最終年度へ向け全員に一層の努力を呼びかけた。
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