研究課題/領域番号 |
04261102
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
金久 實 京都大学, 化学研究所, 教授 (70183275)
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研究分担者 |
磯野 克己 神戸大学, 理学部, 教授 (70011640)
米澤 明憲 東京大学, 理学系研究科, 教授 (00133116)
松原 謙一 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (20037394)
美宅 成樹 東京農工大学, 工学部, 教授 (10107542)
高木 利久 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30110836)
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キーワード | ゲノム解析 / 配列解析 / 蛋白質・核酸の構造と機能 / データベース / ネットワーク |
研究概要 |
本研究では平成3年度から7年度まで5カ年計画で行われた重点領域研究「ゲノム情報」の成果取りまとめを行った。重点領域研究「ゲノム情報」は生物科学と計算機科学の融合の中から、ヒトを始めとした各種生物ゲノムがもつ様々な情報を解読するための方法論と実用的な技術を確立することを目的とした。とくに、(1)ゲノム解析がもたらす大量かつ多様なデータのデータベースの問題と、(2)実験によるゲノム解析の最終産物である配列データの生物的意味解釈の問題に新しい方法を確立することを目標とした。数々の研究成果は実用的なデータベースやソフトウェアとして実用化され、ゲノムネットデータベースサービスの形に取りまとめられ、インターネットを通じて国際的に提供されている。本研究ではまず8月22日と23日に「モトゲノム計画とインターネット」と題した講習会で開催し、高校の先生を対象として美宅成樹、高木利久、金久實がそれぞれゲノム計画、インターネット、ゲノム情報に関する解説をし、実際にゲノムネットのデータベース利用講習を行った。次に、5年間の研究成果を取りまとめた「研究成果報告書」を作成し、約400名の研究者に配付した。この報告書は主な発表論文51編と、10月21日に文部省で開かれた研究終了ヒアリングの資料をまとめたものである。なお、研究経費として本研究と直接のつながりはないが、重点領域研究「ゲノム情報」の研究内容は金久實(著)「ゲノム情報への招待」(共立出版)にまとめられ、また実用的な成果の内容は高木利久、金久實(編)「ゲノムネットのデータベース利用法」(共立出版)として出版されている。
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