• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

遺伝子増幅(PCR)による共生生物種の識別法

研究課題

研究課題/領域番号 04264205
研究機関東京大学

研究代表者

小柳津 広志  東京大学, 農学部, 助教授 (70177301)

研究分担者 妹尾 啓史  東京大学, 農学部, 助手 (40206652)
キーワードリボソームRNA / 細菌相 / メタン生産菌 / 緑藻類
研究概要

リボソームの5'末端から1100から1400の部位を増幅するプライマーを合成し,これを用いて微生物相の分析を試みた。モデル実験として大腸菌と枯草菌を用いた系では菌体重量と分析結果はよく相関していた。そこで,この方法をUASBと呼ばれているメタン発酵槽の汚泥に適用した。メタン菌は極めて培養が困難で菌相の分析は不可能な状況であったが,この方法ではおおよその菌相を推定できた。UASBの場合は約60%がMethanothrixであった。さらに,この方法を深海に生息するシロウリガイ共生細菌の分析に適用した。この貝から検出された細菌はイオウ酸化細菌と類似したものであったが,既知の種には同じものが見い出されない新しイタイプのものと判断された。これとは別に緑藻類葉緑体の起源をリボソームRNA配列から検討し,こくつかの新しい知見を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Oyaizu,H.,Matsumoto,S.,andTakeda,H.: "Origin of plant chloroplasts" J.Gen.Appl.Microbiol. 39. (1993)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi