研究課題/領域番号 |
04299111
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
毛利 秀雄 放送大学, 教養学部, 副学長 (70012268)
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研究分担者 |
舘 鄰 東京大学, 農学部, 教授 (30011711)
高橋 迪雄 東京大学, 農学部, 教授 (30011943)
入谷 明 近畿大学, 農学部, 教授 (80026385)
森 崇英 京都大学, 医学部, 教授 (90026865)
星 元紀 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (20012411)
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キーワード | 生殖系列 / 精子 / 卵子 / 受精 / 胚操作 / トランスジェニック / 妊娠 / 着床 |
研究概要 |
生殖系列の維持は、生物にとって最も基本的なものであるが故に、関与する生物機能の多様性は他の生物現象に比較して、類を見い出しがたいほど多用かつ高度である。分子生物学や細胞生物学の最近の急速な進歩により、これらの機構に関する多くの未解決の基礎生物学的問題に新しいアプローチを試みることが可能となった。同時に、応用生物学分野では、現有遺伝子資源を様々な基礎生物学的手法と組み合わせて、トランスジェニック動物作出、胚操作による人工動物の作出、遺伝子レベルの分子外科学的方法の開発、全胚培養技術の確立などに関する研究が盛んとなった。このような背景のもとで、昭和63年度に、文部省科学研究費補助金・重点領域研究・「生殖系列の分子機構に関する基礎研究」が発足し、生殖細胞・受精・着床と胎盤形成・初期発生の4主要項目について活発な研究が開始された。その結果、平成3年度までの4年間で、生殖系列に関する数多くの重要な研究成果が得られた。本研究では、重点領域研究「生殖系列」のこれまでの4年間の研究成果をとりまとめ、国の内外の研究者が閲覧可能な書物を作成し、生殖系列に関する研究分野の発展に貢献することを目的としていた。本年度は、この目的を達成するため、以下のような方法で研究成果のとりまとめを行い、「研究成果とりまとめ報告書」、「生殖系列ニュースレター集」、「生殖系列国際シンポジウムプロシーデイング総集編」の3種類の印刷物を作成した。1)「研究成果とりまとめ報告書」については、本重点領研究の全ての計画班員・公募班員について研究成果の報告書を日本語・英語の双方で作成し、また、論文などの研究発表業績のリストも各班員ごとに作成した。2)「研究成果とりまとめ報告書」においては、閲覧者が本重点領域研究の研究成果をよりよく活用できるよう、各研究項目に10個以内のキーワードを設定し、巻末にキーワードから本文を索引できるようにした。3)上記の報告書以外に、本重点領研究において発行していた、ニュースレター(全16号、各研究班員が論文形式でそれぞれの研究を紹介したもの)を合本したものを作成し(「生殖系列ニュースレター集」)、4年間の研究成果の詳細を検討しやすくした。4)本重点領域主催で開催された計3回の国際シンポジウムのプローシーデイング3冊を合本し(「生殖系列国際シンポジウムプロシーデイング総集編」)、生殖系列研究の国内外の最新の研究動向を総覧できる書物を作成した。
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