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1993 年度 実績報告書

都市と世代文化に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04301023
研究機関駒澤大学

研究代表者

川崎 賢一  駒澤大学, 文学部, 助教授 (20142193)

研究分担者 芳賀 学  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (40222210)
藤村 正之  武蔵大学, 人文学部, 助教授 (00190067)
小川 博司  桃山学院大学, 社会学部, 助教授 (80185511)
内藤 辰美  山形大学, 教養部, 教授 (00064098)
高橋 勇悦  東京都立大学, 都市研究センター, 教授 (90014779)
キーワード都市文化 / 青年文化 / 青少年 / 世代 / 友人関係 / 価値観 / メディア文化 / 音楽行動
研究概要

本年度は、主に、次の2つに焦点をあてて共同研究を進めた。第一に、東京調査(東京都杉並区の青少年を対象にした一般調査)のまとめを行った。この結果については、芳賀と村山が研究会を代表して、昨年10月に開催された、日本社会学会大会で発表を行った。また、第二には、関西調査を実施した。比較をするために、神戸東灘区と灘区の青少年を対象に、一般サンプルを選び出し、7月から8月にかけて調査を実施した。調査は順調に終了し、先に述べた学会発表には、単純集計の結果を盛り込むことができた。
本年度後半には、両調査の分析作業を進行中で、日本社会学会終了後、1カ月にいっぺんのペースで分析の中間報告を実施しているところである。(したがって、来年度前半までには、両調査に関する報告書を印刷することをめざしている。そして、来年度後半には、報告書に基づく単行本の出版を企画しており、その成果を問う計画がある。また、この調査に結果は、国際社会学会(平成6年7月にドイツで開催)で報告される予定である。)
調査では、都市の青少年の、社会関係形成・メディア行動・価値観・ライフスタイル・社会性などに焦点を当てたが、いくつか興味深い結果が得られた。まず、杉並調査と神戸調査の結果が、大筋において類似している点である。大都市共通の傾向まで一般化可能かもしれない。第二に、社会関係においては、友人関係重視の傾向を指摘することができる。第三に、メディア行動については、電話と音楽が彼らの生活で、極めて重要な基準になっている事実が判明し、この点の解明が必要なことが明らかになった。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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