研究課題/領域番号 |
04301036
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研究機関 | 大学入試センター |
研究代表者 |
岩坪 秀一 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (20141997)
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研究分担者 |
細川 藤次 神戸大学, 理学部, 教授 (60030756)
斎藤 耕二 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014686)
清原 岑夫 金沢大学, 教養部, 教授 (70019818)
木下 冨雄 京都大学, 総合人間学部, 学部長 (10026742)
加賀 秀夫 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (00015968)
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キーワード | 特別科学教育 / 英才教育 / 理数科教育 / 入学者選抜方法 |
研究概要 |
1資料収集とその整理:新聞報道,雑誌記事,書籍,研究報告等において特別科学教育をあつかっているかなりの資料が収集されたため、その発足の背景、経過の実態が明確になってきた。資料の一部を研究成果報告書に掲載予定。なお、まだ漏れているものが考えられるので、次年度も引き続き収集に努める。 2特別科学教育経験者の名簿作り:中学校生徒(当時)については、ほぼ完成の目処がついた。国民学校児童(当時)については、広島高師及び京都大学関係が手つかずの状態である。次年度も引き続き調査に努める。金沢高師については、面接聴き取り調査を開始した。 3特別科学教育担当者からの聴き取り:故人が多く、極めて難しい状況であるが、金沢高師関係については存命者から一部聴取を行うことが出来た。東京高師関係については存命者がおられるので次年度お願いする予定。 4調査の基本設計:次年度の本格的面接調査、郵送調査に向けて調査票の原案の検討を行った。金沢高師における特別科学教育経験者の数人からの聴取経験から、プライバシーに係わることを鑑み、面接及び調査票の設計を極めて慎重に行うことを確認。何度か検討会を開いて調査計画の具体的日程を詰め、遅くとも9月初旬には完成を目指したい。 5研究集会の開催:平成4年9月2日,11月20日及び平成5年2月16日の3回全体集会(うち11月の分は在京者のみ)を開催、研究経過報告及び今後の研究計画について討議した。その他研究分担者とは個別に連絡を図った。 6その他: (1)今年度の終わり近くになって、東北地区にも特別科学教育を開設する計画があったこと、連絡会議も持たれたことが分かった。しかし実施されたのかどうかについては、目下不明なので次年度明らかにしたい。 (2)英才教育関連の歴史を調べると、英才教育の必要性の声が、戦後何度か上がっていることがわかった。特別科学教育の究明がその選抜方法、教育方法をめぐる今日的課題にも十分な参考となるとの確信を得た。
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