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1993 年度 実績報告書

旧朝鮮総督府・台湾総督府関係資料の収集と情報システム化

研究課題

研究課題/領域番号 04301041
研究機関東京都立大学

研究代表者

佐々木 隆爾  東京都立大学, 人文学部, 教授 (10086944)

研究分担者 野口 鐡郎  筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (20017726)
君島 和彦  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80111623)
加藤 幸三郎  専修大学, 経済学部, 教授 (90083477)
奥村 哲  東京都立大学, 人文学部, 助教授 (80144187)
石塚 裕道  日本大学, 文理学部, 教授 (20083222)
キーワード旧朝鮮総督府文書 / 旧台湾総督府文書 / テキストデータ方式 / 画像データ方式 / 台湾史料網文
研究概要

当初,韓国・台湾両総督府の関係文書が部分的にせよ比較的確実に入手できる見通しであった。しかし,前者は行政文書に関する限り入手困難と判断せざるを得ないことが明らかになった。また後者については台湾からの留学生郭美貞さんが,帰郷した際に調査を行い,現在(台湾)国立中央図書館台湾分館が台湾総督府文書中の定期刊行物と「族譜」(戸籍)を中心にマイクロフィルム化しつつあるという情報を我々にもたらしてくれた。同時にこの総合研究の期間中に情報システム化の対象とできるほどの資料を入手する見通しのないことも判明した。そこで日本国内にある旧植民地関係の文献目録のデータベース化を検討したが,アジア経済研究所ですでにその作業が進行中であることが判明した。そのため今年度は台湾史料研究会編『台湾史料綱文』上・中・下巻(中京大学社会科学研究会,1986・88・89年刊)をデータベース化することに努力を集中し,一件文書の入手が可能になった際にそれらをいち早く情報システム化するためのモデルを作成することにした。
その方式については昨年度から検討を続けて来たが,今年度は画像データ方式を採用することに決め,「文書読取りソフト」を用いて『台湾史料綱文』の各項目を一項目ずつ入力し,各項目に検索のためのキーワードを張りつけることを計画した。この方式を確定しかつキーワードを決定するために繰り返し会議を開き,一応の結論を得た。また今日市販されている「文書読取りソフト」の精度が意外に悪く,読み取った文書の訂正に相当な時間をかける必要のあることがわかった。このような試行錯誤を経て,1993年度末にいたってようやくデータの打ち込みを開始できる前提が出来上がった。この成果をもとに,東京都立大学佐々木研究室,東京学芸大学君島研究室,筑波大学野口研究室に入力機器を設置し,謝金を使ってのデータ打ち込みの体制を整え,データ入力を開始したところである。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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