研究課題/領域番号 |
04301053
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
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研究分担者 |
藤原 鎭男 東京大学, 名誉教授 (80011401)
中野 三敏 九州大学, 文学部, 教授 (70036987)
野山 嘉正 東京大学, 文学部, 教授 (20011330)
久保田 淳 白百合女子大学, 文学部, 教授 (40011316)
立川 美彦 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (60270419)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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キーワード | 国文学 / 研究語彙 / 同義語 / コンピュータ辞書 / 連想概念 / 階層化 / ジャンル / 異表記漢字 |
研究概要 |
本計画は1990〜1991年度の科研総合研究(A)「国文学研究論文に見られる研究語彙の調査研究」で収集した国文学研究語彙[一般項目]の成果を利用し、当館で公開している「国文学研究論文データベース」のキーワード検索の機能を同義語レベルまで拡張するための基礎的研究として行われた。具体的には、国文学研究語彙[一般項目]の基本語彙に、同義語や連想概念を研究付加し、検索用コンピュータ辞書に組込む方途を探るものである。 本科研は1992年10月の追加採用であったため、全体の研究計画が限定され、初年度は基本語彙列に対する同義語列および連想概念列への書込みをパソコン画面上で行う<コンピュータ同義語階層化辞書作成システム>ソフトを開発作成するとともに、研究分担者会議・研究協力者打ち合せ会議を各一回実施し、研究の概要説明と研究班を組織することで終わった。2年目の1993年には、研究分担者会議1回、研究協力者会議を3回を実施し、上記作成ソフトを使用して全国8地域、5時代の分野からなる10名の研究協力者によって、同義語列と連想概念列の調査書込みを一人各100件の基本語彙宛てに行い、都合1,000件の同義語案の研究成果を得た。3年目の1994年には、前年度の会議結果に基づいて修正した作成ソフトによって、同義語列・連想概念列をさらに分類した階層化モデル案を各30件ずつの作成を研究協力者に依頼し、都合300件の同義語階層化モデル案の研究成果を得た。本年には研究分担者、研究協力者による最終取りまとめ会議を各一回開催し、作成した計1300件の同義語案をめぐって、国文学研究における同義語作成の問題点を種々話しあい、今後の研究指針とすることができた。以上の詳細については研究報告書に記した。
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