研究課題
総合研究(A)
本研究では、平成4、5年度の二年間にわたり漢魏六朝を中心とした辞賦、駢文について、総合的な検討を行なった。1)研究会の開催:二年間にわたり計10回の研究会を開くことにより、研究課題をめぐって研究成果の報告、討論を行なった。これにより、分担者による研究成果を得るのみならず、国内外での近年の研究情報をも把握することができた。さらに研究代表者をはじめとして、海外の学会、シンポジウムに積極的に参加することにより、中国・台湾をはじめとする海外での研究動向を的確につかむことができた。また現在来日し、各地の大学で教鞭を執っている中国の研究者を招くことにより、より進んだ研究を行うことができた。2)研究資料の作成:まず、研究代表者が香港での「魏晋南北朝文学国際研究会」に参加し、報告を行うとともに、近十年来の日本での研究文献目録を作成し、配布した。3)索引の作成:南北朝時代を代表する文学者である〓信の「賦」について、一字索引を作成した。4)文献目録の編制:「漢魏六朝研究文献目録」については、そのフォーマットを作成し、コンピュータに入力し、データベース化をはかっている。ただ、量的に厖大であるため、本研究年度内に完成することは困難であるが、鋭意入力中である。
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