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1992 年度 実績報告書

戦後日本における貧困・生活問題に関する社会調査の諸潮流についての比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 04301074
研究機関中央大学

研究代表者

江口 英一  中央大学, 名誉教授 (30096086)

研究分担者 川上 昌子  淑徳大学, 社会福祉学部, 教授 (50095402)
浜岡 政好  仏教大学, 社会学部, 教授 (80066422)
大須 直治  中央大学, 経済学部, 教授 (20055221)
島崎 晴哉  中央大学, 経済学部, 教授 (50054995)
豊田 尚  中央大学, 名誉教授 (70054947)
キーワード社会調査 / 社会階層 / 階級分析 / 階級構成 / 貧困研究 / 貧困調査 / 労働組合調査 / CPS論
研究概要

戦後社会調査の流れを、東大社会科学研究所の調査、籠山京氏の貧困調査、江口社会調査の3つの流れとしてわれわれが整理してきたものに加えて、(1)労働組合による調査(2)島崎稔氏等社会学における階級的・階層的分析による社会調査(3)階級構成分析等の方法による社会調査、等さらに幅広く戦後社会調査を見渡し、より深く分析を行なっていこうとするのが本研究の課題であった。
これらのうちまず江口社会調査については北海道大学時代の調査や日本女子大学時代の調査について江口英一氏、川上昌子等から聞き取り調査を行ない、江口社会調査それぞれの時期に発見した概念とその社会的な意味について討論・分析を行なった。
労働組合による調査については、古屋孝夫氏、小島健司氏から総評調査部の調査について聞き取り調査を行ない、組合調査のリストを作成するとともに調査活動と組合活動との関係について討論・分析を行なった。社会学における調査については橋本知孝氏から島崎稔氏の社会調査についてのその調査方法・問題意識等について報告を受け、その社会調査としての社会的意義について討論・分析を行なった。また布施鉄治氏の調査について酒井恵真氏から分析の方法や島崎稔氏や鎌田とし子氏の調査等との関連について意見を得、調査資料の提起を得た。
階級構成分析による調査についてはアメリカにおけるCPS論が紹介され地域政治分析の方法がいかに階級分析の実証的分析とかかわるかが検討された。特に方法論的な問題としては階級分析が実証研究の対象となりえるかどうかということが議論された。これに関連して藤本武氏から労働科学研究所の調査が紹介され階級分析の意味が検討された。また戸木田嘉久氏等から九州産労の調査について聞き取りを行ない、炭鉱の調査の資料を得ることができた。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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