研究概要 |
本年度の研究目的は、以下の4点であった。 1,アメリカ的生産様式を,生産ラインの自動化などの機械技術史の視点から分析し,その特質を解明する。 2,アメリカの石油化学工業の展開を,装置技術史・化学技術史の視点から分析し,その特質を解明する。 3,アメリカ電子工業の成立・展開を,電力・通信技術史の視点ならびに研究開発制度史の視点から分析し,その特質を解明する。 4,アメリカの戦時経済体制と技術ならびに技術開発との関係を明らかにする。 本年度は,3回の研究会開催によって,アメリカ経営史研究とアメリカ政済史研究の成果を学ぶことができる。しかし,上記の研究目的の達成という点から見れば,一次資料の入手がようやくできる段階であり,それら資料の本格的分析は次年度の作業として残されている。
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