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1992 年度 実績報告書

伊奈学園総合高等学校をモデルとした総合選択制の有効性に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04301094
研究機関早稲田大学

研究代表者

佐古 順彦  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (10000069)

研究分担者 牟田 博光  東京工業大学, 工学部, 教授 (70090925)
池田 輝政  大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (90117060)
浅田 匡  神戸大学, 教育学部, 講師 (00184143)
野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
キーワード総合選択制高校 / 教育改革 / 学校建築 / ハウス制 / カリキュラム / 進路選択
研究概要

本年度は以下の調査を実施した。
1.伊奈学園学籍簿管理用データベースシステムから卒業生全員及び在校生のカリキュラム履習記録の抜き取りと分析。(池田担当)総合選択制という制度が最も端的に表れる側面としてカリキュラムの履習状況がある。制度として用意されたものの運用実態を明らかにするために、データベースのデータを利用することとなった。生徒の履習パターンは多様性に富み予想された以上の複雑な科目選択がされている。今後は履習履歴と学習成績、自己評価をつけ合わせ「受講経験」を説明変数として卒業生のperformanceがどの程度説明可能か検討する。
2.卒業生約5000人を対象に進路選択と履習履歴の関係を分析する。また伊奈学園という独特のシステムが生成する独自の学校文化を同一の学力層からなる生徒で構成される他の学校を比較を試みることも行なった。伊奈学園を含む3校間の比較調査の結果を分析中である。(耳塚担当)
3.総合選択制を可能にする学校建築はこれまでに類をみないユニークな構造をもっている。学校建築に代表される物理的な教異環境が、どのような認識のされ方を、教師及び生徒の間でなされているか質問紙による調査を、教員側の教育活動と生徒の学習活動の両面から行なった。(佐古担当)
4.ハウス制の有効性の検討を在校生各学年150名ずつのサンプルを抽出し、各人が親しみを感じる同学年の友人、異学年の友人、教師が、どこで被験者と時間、空間を共有しているか調べた。この結果、ハウス制が総合選択制の高校に果たす役割が明確になった。(野嶋担当)

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野嶋 栄一郎・関 理,佐古 順彦: "総合選択制高校の有効性に関する評価研究ー友人関係を規定する要因としてのホームルームの機能ー" 日本教育工学会研究報告集. JET93-1. 1-4 (1993)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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