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1993 年度 実績報告書

ストレンジネスをプローブとした原子核の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04302014
研究機関京都大学

研究代表者

今井 憲一  京都大学, 理学部, 教授 (70025493)

研究分担者 玉江 忠明  東北大学, 理学部, 助教授 (10124174)
早野 龍〓  東京大学大学院, 理学系研究科, 助教授 (30126148)
江尻 宏泰  大阪大学, 理学部, 教授 (80013374)
中井 浩二  高エネルギー研究所, 教授 (40028155)
政池 明  京都大学, 理学部, 教授 (40022587)
キーワードストレンジネス / 原子核 / ハイパー核 / ハイペロン / K中間子
研究概要

今年度は、各サブグループについて、数人のグループでのワークショップを数多く開催し、さらに春と秋にテーマをしぼった中規模の研究会((1)ダブルハイパー核の生成と理論的課題、(2)重イオンビームによるストレンジネス核物理、(3)ハイペロン-核子相互作用の研究)、さらに一月に箱根で80名規模の全体会議と研究会を開催した。成果としては以下のことがあげられる。
1)ハイペロン-核子散乱については、ファイバーシンチレーション検出器の位置精度や読みだし速度の改良についての検討がすすみ非常に明るい見通しを得た。さらにこの実験では、コンピューターによるパターン認識が重要だが、この面でも二つの異なったアルゴリズムで研究が進み、あと一歩のところまできた。これらのことはハワイで行われたハイペロン-核子相互作用のシンポジウムで報告された。
2)ダブルハイパー核については、ファイバーシンチレーション検出器とエマルジョンを使う新しい方法で従来の研究の質を飛躍的に上げられると予想される。実際にもBNLへの新しい実験提案にまとめることができた。またダブルハイパー核の生成や崩壊についての理論的研究がすすんだこともこの数年の重要な成果である。
3)ストレンジネス核物理のための加速器やビームラインなどの大きな装置について、重イオンも含めて広範囲の検討を行ない、今後の検討事項を絞りこむことができた。この点については特にわが国の方針を決めるうえで意味があった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Imai: "Search for double strangeness systems" Nuclear Physics. A553. 667-674 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2019-03-13  

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