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1994 年度 実績報告書

人間-機械協同のための環境理解に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04302032
研究機関京都大学

研究代表者

池田 克夫  京都大学, 工学部, 教授 (30026009)

研究分担者 美濃 導彦  京都大学, 工学部, 助教授 (70166099)
白鳥 則郎  東北大学, 工学部, 教授 (60111316)
松山 隆司  岡山大学, 工学部, 教授 (10109035)
大田 友一  筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (50115804)
鳥脇 純一郎  名古屋大学, 工学部, 教授 (30023138)
キーワードユーザインタフェース / マルチメディア / 発想支援 / パターン認識 / 可視化
研究概要

本研究は,機械に人間が合わせなければならない現状を改善し,機械が人間に合わせるために必要な技術的課題を検討し,人間の知的活動を支援するために,機械の環境理解について研究することを目的とする.今年度は,二回の研究会を開催して全員で討議し,さらに必要な分担者が集まり随時議論を行った.本研究では,計算機を単なる情報処理機械としてではなく,メディアそのもの,すなわち知能情報メディアとしてとらえる.知能情報メディアによる人間の知的活動支援の可能性について以下の結論を得た.
1.知能情報メディアによるコミュニケーション支援
人間の知的活動にとって,最初の段階は情報収集活動であるが,ネットワークを通した人と人あるいは人と機械のコミュニケーションの増進によって,必要な情報の収集・選択が可能となる.
2.知能情報メディアによる知覚支援
受け手の意図をさりげなく反映した映像や音を提示することにより,在来のメディアの限界を克服し,人間の視聴覚機能の空間的・時間的な制約を一層緩和することが可能となる.さらに,知覚機能の一部に障害のある人の支援が可能になる.
3.知能情報メディアによる理解支援
可視化されたものを実時間で対話的に操作できる機能と,どんな対話が行われたかを機械側が学習する機能を提供することにより,人間の理解をより一層深めることができる.
4.知能情報メディアによる発想支援
発想の本質は試行錯誤であり,良い発想を得るためには,考えていることがうまく表現できることが重要である.知能情報メディアによる発想支援により,よい発想の生まれることが期待できる.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Katsuo Ikeda: "Intelligent Information Medium for Supporting Human Intellectual Activities" 5th IEEE COMSOC International workshop on Multimedia. 1-1-1 -1 -1-6 (1994)

  • [文献書誌] 鳥脇 純一郎: "仮想空間操作システムの開発による画像処理システム開発支援環境VISUALの検証" 電子情報通信学会論文誌. J77D-II-8. 1640-1647 (1994)

  • [文献書誌] Yuichi Ohta: "Passive Depth Acquisition for 3D Imago Displays" IEICE Trans.Inf.& Syst.35-5. 810-818 (1994)

  • [文献書誌] 松山 隆司: "Dempster-Shaferの確率モデルに基づくパターン分類" 電子情報通信学会論文誌. J76D-II-4. 843-853 (1993)

  • [文献書誌] Norio Shiratori: "Flexible Networks:Basic Concepts and Architecture" IEICE Trans.Commun.E77-B-11. 1287-1294 (1994)

  • [文献書誌] Michihiko Minoh: "Retrieval of Images using Pixel based Object Models" Proc.of 5th IPMU. 1127-1132 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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