研究分担者 |
藤田 睦博 北海道大学, 工学部, 教授 (80001139)
野上 道男 東京都立大学, 理学部, 教授 (50087144)
小池 俊雄 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30178173)
椎葉 充晴 京都大学, 工学部, 助教授 (90026352)
清水 英範 岐阜大学, 工学部, 助教授 (50196507)
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研究概要 |
9月および11月に研究打合せ会議を開催し、研究状況の報告,今後の計画等について協議した。本年度の主な進行状況は以下のようである。 1.ERSデータの取得 欧州リモートセンシング衛星1号(EERS-1),地球資源衛生(ふよう)1号(JERS-1)ともに観測計画を順調に消化しデータが状集されている。EERS-1はAMI映像モード(SAR)、JERS-1はSARと光学センサOPSのデータが、標準成果物処理レベルのCCT(計算機処理用ディジタルテープ)の形式でNASDAから供与された。 2.グランドトルース・データの収集整理 定山渓ダム流域では、10mメッシュの標高データを入手済みである。また、500m×500mメッシュの降雨情報の得られるミニレーダ,雨量計8箇所,水位計7箇所において平成4年8月より測定開始している。簾舞川流域では、雨量4箇所,水位計2箇所,土壌水分計(5チャンネル)1箇所において平成3年度より観測データを収集している。当別ダム流域では、10mメッシュ標高データを作成した。 矢田川流域では、航空機観測を実施した。これは、宇宙開発事業団(NASDA)の衛星観測検証実験の一環であり、(財)リモートセンシング技術センターの委嘱による地球環境観測委員会のADEOS-AVNIRワーキンググループ委員会において、本研究の代表者である宝が提案し、NASDAによって1992年10月に実施された。航空機MSS観測は、空間分解能6.25mで、瀬戸市街地及び長久手町の2箇所については1992年(平成4年)10月18日に、東大愛知演羽林については10月22日に実施を完了し、6.25mの空間解像度で、12バンドの多次元データを収録した。空中写真は、10月23,27の両日に撮影して、これによ る20mの解像度のDTMを作成した。これらのデータと衛星観測データは、1993年3月に本研究グループに供与される。また、上記両日の地上観測データをデータベース化した。
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