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1993 年度 実績報告書

ERSデータの河川流域地形および流出解析への利用可能性に関する検証

研究課題

研究課題/領域番号 04302044
研究機関岐阜大学

研究代表者

寶 馨  岐阜大学, 工学部, 助教授 (80144327)

研究分担者 澤本 正樹  東北大学, 工学部, 教授 (90016519)
藤田 睦博  北海道大学, 工学部, 教授 (80001139)
野上 道男  東京都立大学, 理学部, 教授 (50087144)
小池 俊雄  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30178173)
椎葉 充晴  京都大学, 工学部, 助教授 (90026352)
キーワードリモートセンシング / ERS-1 / JERS-1 / 合成開口レーダー / 光学センサー / 河川地形 / 流出解析 / 分布型流出モデル
研究概要

12月2日に中央大学理工学部において研究打合せ会議を開催し、研究状況の報告、今後の計画等について協議した。翌12月3日には、中央大学駿河台記念館において開催された「地表面水循環過程の地上観測とリモートセンシング」シンポジウムに宝・椎葉・小池・澤本・益倉が出席、研究報告を行った。
欧州リモートセンシング衛星1号(EERS-1)、地球資源衛星(ふよう)1号(JERS-1)の標準成果物処理レベルのCCT(計算機処理用ディジタルテープ)を予定していた12シーンについて取得した。また、矢田川流域で平成4年秋に実施した航空機観測のデータ(MSS観測による12チャンネルの6.25mメッシュの地表面情報、航空写真による20mメッシュのDEM)を入手した。これらのデータを研究分担者に配付した。
矢田川流域におけるSARデータの基礎的な分析から、(1)土地被覆ごとの後方散乱係数の値の平均値は、水面、裸地、森林、都市域の順で大きくなるが、分散はいずれの土地被覆においてもかなり大きな値をとり、SARのみでは土地被覆分類は難しい;(2)水面と裸地が接しているところでは、両者の区別が難しく、河道の抽出精度においては可視・近赤外データがSARデータに優る;などのことがわかった。定山渓ダム流域では、500m×500mメッシュの降雨情報の得られるミニレーダー、雨量計8箇所、水位計7箇所において、簾舞川流域では雨量計4箇所、水位計2箇所、土壌水分計1箇所において水文観測を実施している。魚野川流域では、25m及び100mグリッドのDEMを作成し、衛星画像との重ね合わせ、消影処理の基礎的検討を行った。SARデータの幾何補正手法として、衛星からの距離と標高値を用いてフォアショートニングを補正する簡便な手法を開発し、2画像に適用してその妥当性を検討した。また、SARによる積雪量推定手法を開発するためマイクロ波誘電率モデルを構築した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 立川康人: "流域地表面における衛星搭載合成開口レーダデータの特性について" 水工学論文集. 38. 759-764 (1994)

  • [文献書誌] 宝馨: "矢田川航空機実験及び同期地上観測実験について" 水文・水資源学会誌. 6. 71-75 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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