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1993 年度 実績報告書

日本の科学史研究における碩学からのヒアリングと画像記録による資料収集

研究課題

研究課題/領域番号 04302062
研究機関東北大学

研究代表者

井原 聰  東北大学, 大学院国際文化研究科, 教授 (70106730)

研究分担者 高橋 智子  茨城大学, 教養部, 非常勤講師
豊田 彰  茨城大学, 教養部, 教授 (40007711)
菊池 俊彦  中央大学, 法学部, 教授 (20096100)
道家 達将  電気通信大学, 教授 (40016340)
キーワード日本科学史 / 日本科学史資料 / 科学史資料 / 科学史研究 / 碩学 / ヒアリング / 画像記録 / 日本科学史学会
研究概要

1.ヒアリングと資料収集
日本科学史学会は太平洋戦争が始まった年に創立された.この創立期の事情を知る碩学へのヒアリングや資料収集は分担者の菊池俊彦が従来から進行させてきたものを補強するかたちで調査を進めた.また戦後「科学史料研究」が復刊された前後の事情の調査も各分野別に実施した.個人的なノートやメモ類,ヒアリングによる資料収集などを通じて,第一線の自然科学者が歴史に深い関心を示していたこと,特に科学の社会的役割との関係で科学・技術の歴史に深い関心を示していたことが知れた.
2.資料類の画像記録
収集した資料類の画像データ処理はひとまずデータ・ファイル化したもの,フォトCD化して検索を容易にしたもの,ビデオ化したものに大別して実施したが,マルチメディア的手法の萌芽的段階なので多元的な歴史資料の保存の方法論の検討の段階に終わった.
3.資料の公開準備
資料収集を先行させたので,ここで収集した基礎資料の公開は,その整理,解析の後,範囲を検討し実施する.存命する関係者へのヒアリングについては記憶錯誤も含まれ,事実確認のためのクロスチェックが不十分な点も多く,また他の関係者への配慮も必要なので,調査対象者名を含めて全てを公表する状況にはない.
4.ここで開発された手法による歴史資料の記録は,さらにリアルタイムに体系的に活用されれば新しい後世への歴史伝達ともなるので,今後さらに研究開発を続行し種々な検討を加える予定である.

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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