研究課題/領域番号 |
04305003
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 伸之 東京大学, 文学部, 教授 (40092374)
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研究分担者 |
杉森 哲也 東京大学, 文学部, 助手 (20226468)
玉井 哲雄 千葉大学, 工学部, 助教授 (80114297)
伊藤 裕久 東京工芸大学, 工学部, 助手 (20183006)
伊藤 毅 東京大学, 工学部, 助手 (20168355)
小島 道裕 国立歴史民俗博物館, 助手 (90183805)
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キーワード | 戦国期城下町(原・城下町) / 城下町 / 複合城下町 / 巨大都市 / 三都(江戸・大坂・京都) / 社会・空間構造の特質 / 比較史的検討 / 学際的交流 |
研究概要 |
本年次では、初年次と同様に課題(1)(江戸・大坂・京都の三都および全国の城下町についての文献あるいは文書群や絵図・地図史料の撮影・コピー等によるデータ収集・共有とそこで得られた論点の体系化)を作業の中心にすえた。全体会議を1回開き、初年次に組織した研究分担者のグループα(原・城下町、城下町、複合城下町、巨大都市の4班からなる城下町の諸類型に関する系[類型の系])の組織的な活動をめざした。また東北、江戸・関東、中部・北陸、京都・大坂・畿内周辺、西国の5班の[地域の系]の各グループごとの調査と情報収集作業から得たデータの内容分析・整理及びその分類とファイリングと共に、基礎的データのコンピューター入力を研究代表者の下(センター)で行いつつ、システムの体系化と集積化を完成させた。 課題(2)(巨大都市の“巨大性"の内容及びその下での社会・空間構造の特質解明のための比較史的検討・学際的交流をめざした中規模の公開シンポジウムの実施)については、上記の作業を基礎とし、[分野の系]における日本史と建築史の2班がそれぞれの固有の方法を生かして、原・城下町から巨大都市への展開序列について、その仮説を多面的に共同で検証した。この中で、前近代日本の巨大都市の特質把握につとめ、比較史的考察のための論点を獲得することにつとめた。そのために、第2回プレ企画としての研究会議を、半公開の形式で、数名のゲスト研究者を交えて1回開催し、課題(2)の達成のための前提とした。
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